★8/14 街歩きwithアヴィ@★ 【朝は 今日はキシナウの博物館などを見るつもりだったけど アヴィが<ガラリエ>に行こうと提案してきた。 <ガラリエ>??何? 話をよくよく聞くと<ギャラリー>が訛っていただけのようだった。 さて、少し遅い朝ごはんを食べに街へ出る。 今日は日曜なので、昨日お茶したカフェは閉店。 別のお店を探しつつ、ギャラリーのほうへと歩く。 シュテファン・チェル・マーレ大通りを歩いていたら セルフサービス式レストラン(食堂?)のようなお店を発見。 さっそく入店です。 庶民的な味が楽しめそうな予感♪ 何かのトマト煮や肉料理などなど種類が豊富。 でも朝からヘビーなものは食べられそうにないので、軽くスープとパン。 って、このスープ軽いんだろうか?コッテリめ。 そしてアヴィは朝からモリモリよく食べる。 ベジタリアン=小食なイメージがあったのですが、 食欲は等しく与えられるものなのね! 【アヴィの背景】 昨夜アヴィはキワドイ(?)冗談を言った。 その時私は日記を書いていた。 ア「何書いてるの?」 私「日記」 ア「ははは、てっきりジョージに手紙を書いていると思ってたよ」 ジョージって、あのブッシュ米大統領ね。 それに続いて今朝、アメリカ談義が始まった。 アフガニスタンやイラクの話をしたのち、こう言った。 「アメリカにとって神は金なんだ、金が全てなんだよ」と。 私もアメリカ一国主義には賛成しかねる。 さらに彼は続ける。 ア「でもアメリカよりヨーロッパの方が恐ろしい」 私「どうして?」 ア「ホロコーストがあったからさ」 そう、彼はイスラエルの人。 ユダヤ人のようだ。 うすうすそう思っていたけど確証がもてなかった。 私のイメージするユダヤ人(むしろユング)とは違って 彼の肌は浅黒かった。(ただの日焼けかもしれないけど) ユダヤ系かアラブ系か分からなかったけど イディッシュ語っぽい文字を書いていたし…… でも「ホロコースト」の一言で分かった。 実はここキシナウでもユダヤ人に対する迫害、虐殺事件(ポグロム)があったのだ。 【ギャラリー】 公園のような広場のような所で、沢山の画商(絵描き本人?)が絵を売っている。 中にはレース編みや マトリョーシュカ(左)などの民芸品も。 実は彼、絵にとても関心があって、CGの絵を描くのが本業(だったと思う)。 こっちのは美しい、こっちも幻想的、しかし大きすぎる…などなど 絵を見ては一言感想を残していく。 どうやら1枚買うつもりでいるらしい。 これはどうかな、と意見を求められることもしばしばだったけど 実はどれも私の好みの絵ではなかった。 綺麗な絵だとは思うけどね…。 湖畔や山に月やペガサスなどが描かれているのが多い。 色使いは淡くとっても静かな空気が流れている。 「夢のような絵だ」 アヴィが一言残した。 ああ、そうか。 私は今朝アヴィと話したことを思い出した。 |
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