さえもん のび美の どこでもドアなし
ポーランド旅行記




=11th day 9/18=
★ワルシャワについたぞ!★

タリンから飛行機でワルシャワへ。
空港についたら花束を持った人をよく見かけました。
ポーランドでは久しぶりの友人を花束で迎える習慣があるようです。
エストニアは寒かったけど、そのままの服装ではこっちは暑い。
人が密集のバスは更に暑い!中央駅まで30分、少々ダレてきた…

駅に降りると、首都の大きさを感じる。目印になる建物が目白押しだ。
これなら道に迷う事はないね、とユースホステル(YH)を目指す。
近くにきたら、1人のおじさんが声をかけてきました。
「その荷物、さてはYHを探しているんだね!YHの事はよく知ってるよ」と、
道案内をかってでてくれたんです。
お互い英語は母語ではないけれど、歩みと一緒に割とスムーズな英会話が進む。
YHに着くとおじさんとお別れ。ありがとう!
いつもこういう親切な地元の人に支えられて旅をしています。

★次なる宿を目指して息も絶え絶え★
YHに着いたー!が、しかし。 満室で予約なしでは泊まれなかったようです。
フロントにYHと同じくらいの料金で泊まれる宿を紹介してもらいました。
ここにくるまで30分近く歩いたのですが、これ以上あるく気力はナッスィング。
だって荷物が重いんだもん…肩が痛いんだもん…
で、ワルシャワを網羅する市電にのって、宿の最寄駅へ。
市電の切符は駅近くのキオスクのような店で買えるのですが、乗る駅の近くに見当たらない。
じゃ、車内で車掌から買おうと乗り込んだのですが、満員電車で動けない。
動けないと切符も買えない。あれよあれよという間に駅に着いてしまい
あわわわわ…折なきゃ、で、結果的にキセルしてしまった……

★中央広場でYESTERDAY★
市電を降りた頃は夕方、少し日が傾いてきた感じ。
私達はここで紹介された宿の部屋が空いてなかったら大変だ、とちょっとソワソワ。
紹介された宿は旧市街の近く。イイ雰囲気の中央広場に出た。
どこかでギターを演奏する人がいるみたい、ビートルズのYESTERDAYが聞こえてくる。
映画のワンシーンのように、カップルが曲にあわせてムーディに踊る。
そんな目も耳も体全体がヨーロッパに酔いしれるも一瞬、
重い荷物背負って宿探しだぁぁぁ!

★思いがけないディナーに舌鼓★
やっとの思いで宿に着く。ホテルと言うより、ホステル。料金は1人2600円くらい。
到着した頃はまだぎりぎり日の明かりがあったけど、部屋ですこし休んでる間に
もう真っ暗になってしまった。
夕飯を食べに外へ。ちょうどいいことに宿の隣にレストランがある!ラッキィ☆
アジアンフードのレストランで、本当はポーランド料理にトライしたかったけど、
この際だから文句は言わない。アジアンでも美味しく頂こうではないか!
メニューに穴が開くくらいじっくり検討。
どうやらベトナム料理のようで、辛いものが不得手の私は細心の注意を払ってたんです。
で、注文したのはご飯とフォーとフィッシュフライとチキンフライ。
魚と鶏は八宝菜みたいなあんかけの炒め物。
フォーはうどんみたいにスープつきかと思ってたんですが、麺だけで登場。ぇえ!?
おかずがあんかけでよかった…
米はジャポニカ米ではないけれど、海外で食べた米の中ではまともな炊き具合と味。
いやあ、量と値段(2人で約1450円)が見合わず、得した気分でした。満腹です。
宿が取れた安堵とお腹イッパイ満たされて、シャワーの気持ちいいことこの上なし!!

=12th day 9/19=
★朝ご飯は日本食ライク★

朝ご飯のメニューを申し上げます。
白飯、梅干、デザート(というよりエネルギー)にチョコレート。
白飯は、昨日のレストランで食べきれず残してしまったのを失敬してきたもの。(コレコレ)
梅干は、出発前に友達が「日本の味が恋しくなった時に」とプレゼントしてくれた駄菓子の梅。
なかなかイケてました。2人して「いいんじゃな〜い♪」と盛り上がってました。

★蜂起記念広場★
予定時刻どおりにチェックアウトし、空港目指して歩きます。
もちろん、その道中を観光として楽しみながら。
蜂起広場の記念像を見て、ちょっと歴史の痛みを考えてみる。
第2次世界大戦末期、ワルシャワ市民がドイツ軍に対して一斉蜂起するも、降伏。
失敗に終わったのだ。像の表情はとても苦しそう。ものすごくリアルだった。
 
(左)花がたむけてあるの、見えますか? (右)あまりにも悲壮な表情で、近くで見るのが少し怖いくらい

★お前のせいでポーランドが!★
ラジヴィウ宮殿にポニャトクスキー像がある。私はこの像が見たくてたまらなかった。
彼の背後にエカテリーナ2世の影があるからだ。
彼もまた彼女の愛人だったが、最後はいいように利用されてしまったかわいそうな男だ。
当時ポーランドの国王は選挙で選ばれていた。
国土拡張をねらった(?)女帝はポニャトフスキーが当選するよう細工をし、
もくろみ通りポニャが国王になると、
「国を治めるのは大変でしょう、私が貴女のお手伝いをしてあげる」と干渉。
彼も彼で大好きなエカテリーナの言うことをホイホイと聞いてしまう。
結果、「ポーランド分割」に至り、3度の分割を経てポーランドが地図から消失…
女って、オソロシイ…。
この話を聞いて、「エカテリーナって悪女い!すげぇ!」と感動、ファンになりました。
だからポニャトフスキーの像は見ておきたかったんです。
が、宮殿で何かの国際会議でVIPな人物がいらしてたようで、ただ事ではない警備ぶりでした。
警察と軍隊がおでましなんだもん。
写真撮ってもいいですか?と聞ける空気も、自由にパシャる空気もない。
こっそり1枚だけ撮っておきましたが、悲しいかな、現像したら微妙にブレてた…

★さらに新世界通りを進む★
新世界どおりの建物はどれも美しい。ホント。テンション上がっちゃう。
通り沿いにはワルシャワ大学があって、学園祭が催されてるようだった。
私は大学で学祭委員をしてるので、血が騒いだっていうか、ちょっと見てみたかった。
けど、そこまで寄り道する時間がなくて残念、素通り。
ポーランド科学アカデミーの前には地動説を唱えたコペルニクスの像。
そういえば、ポーランドってキュリー婦人など偉大な科学者を輩出してますよね。

科学アカデミー前。像の前にいる人も賢そうに見えてきます。


★再び空港、そしてヒースローへ★
中央駅すぐ近くのテントでベーグルと木苺をランチに買って、空港のロビーでイタダキマス。
天気が良くて雲がない。
飛行機の窓から下の景色がよく見えました。
木々がモコモコと森になって点在し、畑が平面的にパズルみたいに並んでて、
民家が身を寄せ合うように集まって集落(街)ができてて、そこを道路が走ってる。
私にとってそれは空からの景色でも、そこで生活してる人にとっては、
飛行機から見えるものでなくて、暮らす場所、生活の場所なんだよなぁ。
そこで生きている人と話してみたい、そう思いました。

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