カタコト会話deルーマニアの旅。


★7/29 陸軍セレモニー★


【陸軍セレモニー】
ホテルCAPITOLの近くに「CERCUL MILITAR NATIONAL」という建物があります。
日本語にすると…国立陸軍円形広場?何か不自然です。
でも、国家と陸軍に関係があることは間違いナイ。

撮影用のカメラ担いだ人がいて、野次馬(?)で人だかりができている。
「ナンダナンダ?」と私もギャラリーの中に混じってみた!
人が人を呼び膨れ上がる人だかりにワクワク★
何かのセレモニーが始まる様子。
すると、スタッフが国旗と紙を配り始めた。

「もしや、国家権力に関係する何かが始まるのでは…!?」ワクワク度上昇!

思いっきり外国人顔の私にも、スタッフはにこやかに国旗と紙をくれた。
紙はルーマニア国歌の歌詞カードだった!
テレビも来てるし、もしかしてビッグイベントに出会っちゃった!?
陸軍のブラスバンドが隊列組んでる〜!


そして、セレモニーらしいものが始まった。
青・黄・赤の3色のたすきをかけた紳士が声高々にスピーチ。
ここは首都ブカレスト。国立ナントカのセレモニーだから…
…もしや彼はバセスク大統領!!??

きゃーきゃーきゃー!!まさか本物!?(勝手に一人で浮かれている)
「あの国旗の色のリボンをかけた男性は誰ですか?」ワクワク
「あー、彼はブカレストの市長だよ」ガクッ

いや、その反応は失礼かな(^^;)
日本で言うと石原都知事を見たと同じ……ぃゃでも残念。
そんなガックリはおかまいなしにセレモニーは盛大に行われた。
マーチの演奏に合唱団の大合唱!
あ〜、楽しかった♪

【やっぱりアジア顔は目立つ!?】
セレモニー(というか陸軍のマーチ披露大会?)は20分くらいで閉幕。
ギャラリーもゾロゾロと分散していった。
兵隊さん、もっと近くで見れないかな?と広場のほうへ寄ってみたら
テレビ局のお兄さん(イケメン!カメラマン!)に「チョット待って」をされた。

「ダメなの?」とたじろいだら、カメラマンがまんべんの笑みを浮かべ、
ローアングルからシャッターをきり始めた!
パシャパシャパシャパシャパシャパシャッ☆☆
「イイねイイね、笑って笑って〜」←と言っているように聞こえた(幻聴)
こんな被写体(すっぴん)で、ひゃ〜恥ずかしいっ(*ノдノ*)
撮り終えてイケメンカメラマン「グ〜ッ」

ルーマニア滞在初日からこんなラッキーハプニングがあるなんて♪と
ルンルンで通りを歩く。気分はスキップ。
さっき貰ったルーマニア国旗を持っているのだけど、
それのおかげでパン屋で買い物をしている時に子供達に囲まれた。

何を言っているか分からないけど、旗を指差して怪訝な顔をしているので
きっと「お前〜、ルーマニア人じゃないのに何でルーマニア国旗持ってんだー!?」
と言っているのだろうなぁ。何かブーイングっぽい。
「フフフ…」と愛想笑いをしていると母親が慌てて子供達に何か言い出した。
多分「コラッ!知らない人に声かけちゃダメでしょ!」だと思う。
なんとなく「『ママ〜あの人…』『しっ!見ちゃダメ』」の態度だった。

そしてこの国旗はまた子供を寄せ付けた。
ホテルの近くで小さな女の子2人(姉妹)が「ちょーだい、ちょーだい」と言ってきた。
服の色がくすんでちょっとボロだった。物乞い?
お母さんがやめなさいと言っているのに、2人とも聞かない。
旗が欲しいのか、お金が欲しいのか…「国旗が欲しいの?」と旗を振って聞いてみた。
すると、ものすごくいいリアクションだったので、旗をあげた。
「きゃぁあ〜〜〜〜☆」お姉ちゃん大喜び。

しかし妹の狙いは旗ではなかった様子。さっき買ってきたパンが欲しいとなっ!
う〜ん、正直である意味ヨロシイ。
でもこれは晩ご飯と明日の朝ご飯なんだ…あげるわけにはいかないんだよ…
困っているとお母さんがついに怒った。ぁあ、どの国もお母さんは同じだなぁ〜
申し訳無さそうな顔をして「メルシー」とお礼を言って子供を引っ張って去っていった。

【ここはルーマニア】
ホテルに戻ると、ロベルトもアントニオも外出中だった。
またフロントで鍵を受け取り、部屋に入る。
シャワーに行きたいんだけど(もう3日入ってない)う〜ん、どうしよう…
そう、このホテルのシャワー&トイレは部屋の外にあって共同利用。

部屋を空けるなら鍵をかけた方がいいよね?
でも、もしどっちかが帰ってきたら?
そうしたら鍵はかけない方がいい?
しかしそれは無用心…
彼らを待った方がいい?
しかし何時に戻ってくるかわからない…

自問自答を繰り返し、鍵をかけてシャワーすることに決定。

は〜!久しぶりのシャワー♪リフレッシュできるわ!と蛇口をひねると…
出てきたのは
何分たってもお湯になる気配は無く、……。
いや、暑いから耐えられるんだけど、「してやられたっ!!」

頭を洗っている最中(もちろん泡あわ)、廊下から私を呼ぶ声がした。
ヤ、ヤな予感……。
トントントン(ノック)「さえも〜ん、部屋に入りたいんだけど鍵かかっててさぁ」
ぎゃ―――――!!心配的中!!

ごめんよアントニオ!今鍵を渡すからチョット待っておくれ〜!
今頭が泡アワなんだよ〜!すぐ洗い流すから〜!

トントントン(ノック)「さえもーん!」
待たんかーいッ!!すぐ開けたげるに!

数秒で泡を洗い流し、バスタオルをグルグル巻いて
そ〜っとドアを3センチくらい開ける。
 ::|`;)ノ‡ ハイ 
ア「オウ、すまんねぇ…」
私「コ、コチラコソ…」

こうしてルーマニア最初の夜は更けていった……。


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