★7/30 ○○に出会った〜★ 【Gara de Nordにて】 外に出るとモアッっと暑い。 さて、次はどこへ行こう。ガラデノルド(ブカレスト北駅)に行こうかな。 と、いうのもですねぇ… 今日ビザが取れなかったということは、あさっての月曜まで待たなきゃいけないけど あと2日もブカレストに滞在するのはもったいないなーと思ったのである。 だってドラキュラ城、陽気な墓、5つの修道院…見たいものイッパイ! それで、明日の日曜はブカレストからインターシティ(以下IC)で 2時間ほどのブラショフへ移動して、月曜に日帰りでビザをとる事にした。 そうそう、ルーマニアのICって、新幹線というより特急って感じがしたなぁ。 「時間は流れるままに」の考え方にのっとれば決して遅くは無いんだけど 「時間は有効に」の考え方&日本の新幹線の感覚で考えるとちょっとノロイ。 まぁそーゆーのもひっくるめてルーマニアを体感しているということで♪ 列車のチケットは前日から予約可能。 (日本じゃ数日前からできるやんけ、というツッコミはしてはいけない(笑)) なので、今日のうちに明日のブラショフ行きを確保しようと ノルド駅まで行くことにしたのです。 駅にある時刻表でめぼしい列車をチェックします。 国内移動限定であれば、時刻表のすぐそこにあるコンピュータ(?)でチェックも可能♪ 無料で使えました〜。 出発時刻と列車番号をメモに控えて、切符売り場へ行こう。 と、思ったら、バックパックを背負ったアジアンフェイスの男性がいるではないか。 雰囲気がどうも日本人っぽい。声をかけてみたら予想は当たり。 おお、同胞よ!! 一応2日前に日本人を見かけたのだけど、 すごく久しぶりに日本人に会った気がしてしまった。 多分、それはしばらく日本語を喋っていなかったから。 どちらかと言うとおしゃべりな私が2日も喋れないというのは 非常に長い時間だ!(ちなみに私の英語は喋ったうちに入れれない) 喋りたくて喋りたくて、つい声をかけてしまった。 彼はスズキ(仮)さん。ロンドンで工業デザインを勉強している。 隣国ブルガリアの首都ソフィアまでの列車に乗る予定らしいが 出発時刻まで3時間くらい待たなければならないらしい。 なので、それまでの間一緒に市内を回ることにしました。 とりあえず、お互い先に切符を買ってしまおう。 ここも頑張ってルーマニア語。 と、言ってもほとんどメモで話しかけてたんだけど(^^;) きっと怪しさ満点だったろうなぁ。 明日!ブラショフ!インテルシティ!○時○分! 窓口のお兄さんはとても感じのよいイケメンでした。 チケットの代金を払う時に隣から枯れた声が聞こえてきました。 「ん?」と横を見ると焼けた肌色の男の子(年は中高生くらい?)が 何やらお金をくれ、と言っている模様。 思わず彼の目をじぃ〜っと見てしまった。 とても野生的で男前の目をしているのに、それを台無しにしてしまうくらい 死んだ魚のようなウツロな目つきだった。 きっと貧しい生活に色々と疲れているんだろうなぁ… 無駄にエネルギー溢れる年頃だろうに、 彼は病人のように力なく立っていた。 【ニセ警官に遭遇!】 スズキさんと市内中心へ移動。 彼の提案で旧共産党本部を見ることに。 チャウシェスクがここの屋上からヘリで逃亡を図ったそうな。 地図をよくよく見れば滞在ホテルのすぐそこ、美術館のすぐそこ! ホテルの通り・アカデメイ通りを歩いて旧共産党本部へ… そうしましたらば! 黒服の男がIDカードのような物を見せ付けて寄ってきた。 厳密に言うと、どうやらスズキさんに寄ってきたようである。 いや、私も呼び止められたんだけど、ノーと言ったらクリアできた。 何やら怪しい人だったからやりすごせて、ホッ。 ところが! 後ろを振り返ると、その男はスズキさんには執拗ではありませんか! うわわわゎゎゎわっ<(´Д`;)> しかし、スズキさんは動揺せずに落ち着いて対応している様子。 でもでも、私はパニクルー1歩手前。 すると、男が通り過ぎようとするスズキさんの腕を ガシッっと掴むではありませんか! ギャ――――――!!!((((((((゜Д゜;) どう見ても思いっきり力の限り掴んでいる様子! これは強盗の臭いがいたします!! 一気に私の頭の中は真っ白! 「ヌゥ(=ノー)ヌゥヌゥ!!!」 「He is my friend!」 なんか、そんなような事を男の背中たたいて訴えてたと思います。 (デカかった…) スズキさんの腕をひっぱったら、何とか逃げることができました。 さすがロンドンに留学しているスズキさん、こういう事の対応は 動揺を見せずに対応するのがヨシと心得てらっしゃった様子。 私は同様しまくりでしたよ…。 彼はサラリとこう言いました。 「明らかにニセ警官だったね」 ……?(´ー`:) ニセ警官!?(゜Д゜;) 会ってしまった、会ってしまったよ、ニセ警官にっ!! 確かにアカデメイ通りはそれほど人通りは多くないけど、 大きいホテルの駐車場の出入り口がある(=係員が必ずいる)し 泊まってるホテルがあって何度も往復しているから油断していたよ…。 そんな珍事に遭遇したせいか、旧共産党本部がショボく見えてしまった。 「あ、ふーん、これがあの…」という感じに。 【共産時代とチャウシェスク】 旧共産党本部の外観を見たら、休憩がてらバルチェスク大通り沿いのカフェへ。 (スズキさんはバックパックを背負ったままの観光だったので) 大通りを眺めながらお喋りしていると、ド派手な車が1台! 純白のドレスを着た花嫁と新郎が車に風船つけて通りを疾走! 結婚式あったんだ!きゃー素敵〜★ スズキさんはスチャバから10時間かけてブカレストに来たそうで、 色々お話を聞かせてもらった。 がぜん、ルーマニアの田舎に行きたくなりました。 スズキさん、ルーマニアの人から色々話を聞いたみたい。 こんなお話を聞いたそうです。 チャウシェスクの時より今の方が自由だけど、治安が悪くなったよ。 貧富の差も拡大したしねぇ。 それに、「自由」って言ったって、それはお金あってこその自由。 例えばね、外国に行きたくても財産がいくらかないと許されないんだ。 貧しいルーマニア人は一生この国を出られないってこと。 お金さえあれば好きにできるけど…そんなルーマニア人は限られてるさ。 うーむ、考えさせられます。 【偶然!】 時計を見ると、スズキさんがそろそろノルド駅に行ってもよさそうな時間。 急いで駅に戻りましょう! てコトで駅に戻る85番バスを待つ。 うーん、なかなか来ないですねぇ…と左を見ると アントニオ!! あれー!?とっくのとうにチェックアウトしてると思ってたよ〜。 最後に会えてよかった!! 話を聞くとこれからソフィア行きの列車に乗るのだとか。 ソフィア。おお!スズキさんと同じ列車ってことだ! さっそくアントニオにスズキさんを紹介。 「いやぁ〜、目的地が一緒なんですかー!それは奇遇ですねぇ」て感じに 旅人特有の仲間意識。 バスに乗るアントニオとスズキさんをお見送り。 【てコトでロベルトは…】 夕飯を買ってホテルに戻ると、シャワー浴びたてのロベルトがいた。 これから出かけるらしい。「友達のジュリアに会うんだ♪」 おお、さすが恋愛猪突猛進ラテン民族、デートの支度が徹底していますな。 と感心していたら「君も来るかい?」 ?お誘いは嬉しいけどお邪魔しちゃうのも何だし、明日は朝早いから… ごめんね、私はホテルに残るよ。 何がきっかけだったか忘れたけど、「イタリア男はよい!」という話になった。 話が長いロベルト、語りだしたら止まらない。 さえもんはイタリアに行ったことはあるかい? ―ないよ。 じゃあ、イタリアの友達(ボーイフレンド)はいるかい? ―いないよ。 ああ、それなら、イタリアに行くといいよ! ローマやフィレンツェ、ヴェネツィア…ロマンチックな場所がいっぱいだよ! そしてイタリアンガイはとってもロマンチックだから!(ここいらで目がキラキラ) 例えばね、イタリア男はキスのシチュエーションをよ〜く考えるんだ。 夜空には満天の星、水のせせらぎ…あ、蛇口みたいな「ジャー!」じゃないよ、 噴水とか、そういう優しい音だ。そしてほのかな月明かり…(ここいらでウットリしてくる) 室内だったらね、月明かりの代わりに柔らかい明かり。キャンドルもいいね♪ そしてメローな音楽が聞こえるんだ…… おーいロベルト、戻って来〜い(^^;) あまりにもウットリしてるから口説かれ始めたのかと思ったべ(自意識過剰?) つまるところ、僕達イタリア男児はロマンチストだから、 イタリア行ったらそこでボーイフレンド作るといいよ!とのアドバイスですね。 さて、そんなロマンチスト・イタリア男児は約束の時間が来たということで ウキウキで外出していきました。 私はシャワーを浴びて今日の疲れを取りましょうかね。 って、またしても水しか出てこなかったけど。 |
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