★7/31 ドラキュラゆかりのブラン城★ 【いざ、ブラン城へ!】 さて、さっそくルーマニアの名所ブラン城へレッツゴー! 吸血鬼ドラキュラのモデルとなったワラキア公国のブラド・ツェペシュ串刺し公の居城。 まずは教えてもらったバスターミナル=アウトガラ2(ドイ)を目指す。 ******ブラン城アクセス情報********************************************** アウトガラ2からバスが30分に1本。毎時00分と30分。(2005年夏) 片道2.5レイ。切符は運転手から買います。 席の指定はありませんので、お早めに。 ターミナルにはトイレあり。ルーマニアの公衆トイレにしちゃキレイ。 全部扉つきの個室ですが男女共同。異性の利用者が出てきても驚くべからず(笑) <アウトガラ2まで> アウトガラ2は中心部から2km以上離れているので、 時間に余裕がない場合は市内バス(12番か22番)で行くといいでしょう。 停車するバス停はセントラルパーク周辺。多分Niccolae Iorga通り。 バス停の看板に止まるバスの番号が書いてあるので探して下さいm(_ _)m ちなみに歩いていく場合は、Lunga通りをまっすぐ北へ進み、 右にあるMorii通りを進んで、2つ目の通り=Ablam Iancu通りを左に。 そして進んでいくと12番と22番のバスが止まるバス停が見えます。 進行方向右手に赤と白の建物があるので、回り込んでください。 道路に面しているのが建物の裏なので。 …って、この解説じゃ分かりにくいですよね(^^;) 道を探しながら迷いながら行きたくない人は市内バス乗って下さい。 ************************************************************************* 宿まで来るのにガブリエルの車だったから、まったく土地勘がなくって、交差点でウロウロ。 まずは道がわからないので、大通りの名前の確認。こっちをウロウロ、あっちをウロウロ。 ようやく進むべき道が分かってきた。あとは通行人に聞いてみよう。 目の前におじいさんがこっち向かって歩いてきてるぞ。 よし!ルーマニア語の会話にトライだ! しかし案の定、聞くことは何とかできても、返事が分からない。(意味ないじゃん) おじいさんは丁寧に方向を指差してくれたのでよかったんだけど。 するとおじいさん、親切に○○はアソコ、△△は向こう、バス停はあっちじゃ、と あちこち指差して教えてくれるではありませんか! ありがたいんだけど、アウトガラドイはどっちでしたっけ? 「アウトガラドイ?」 「アウトガラドイは…えぇっと、コッチじゃ」 あれ?何かさっきと方向違いません?? おじいさん、教会(ビセリカ)がどうのこうの、劇場(テアトル)がどうのこうのと解説し始めた模様。 ああぁ、もうノンストップだわ(^^;) Lunga通りを歩く。歩いても歩いてもMorii通りは見つからない。 ほ、本当に歩いて15分の距離なの? 途中ほの暗いネットカフェを2件発見。 向こうから小学校中・高学年くらいの男の子2人組みが歩いてきた。 緑色のTシャツ着たジャイアンみたいな子が、すれ違いざまに「サヨナラ」と! おおお!日本語知ってるんだ。振り返って「さようなら〜」と手を振ってみた。 緑ジャイアン君は「うを!本当に日本人だ!」「オレの日本語通じたぜ!」的な 何ともよいリアクションを見せてくれました。 アウトガラドイ近くでは中高生くらいの男の子のグループが固まって話していて、 よし、今度は私が!と思い「Buna ziua〜(こんにちは)」と挨拶してみた。 こちらも良い反応。ふふふふふ。 迷子時間含めて1時間くらい歩きました。ふぅ疲れた…。 暑くて喉が渇いたので水を買う。「ガスなし」の単語を忘れてしまったがために 炭酸水を買ってしまった(ぬるくなると非常にマズイ!) ちょっと待っているとブラン城へ行くバスが来た。さっそく乗り込む。 おチビちゃん2人を連れたママが乗ってきたので、席を譲る。 おチビちゃん妹が私をぢぃ〜っと見てるので笑い返したら プイッとそっぽむかれてしまった。どこの国の子供にも人見知りする年頃はあるのね〜。 運ちゃんが有線だか自分のカセットテープだか、音楽をかけはじめた。 「Let me try〜Let me try〜〜♪」って曲がとっても印象的で この後もずっと頭に残った。 乗客をぎゅうぎゅうに乗せ、いざ出発! 時々「こんな所(=何もない所)でどうするの!?」って所で降りたり乗ったり。 さすがブラド・ツェペシュのお膝元とあって、ドラキュラなんとかって看板があったり。 【ブラン城!】 さて、進行方向左手にそれらしき城が見えました! 皆ゾロゾロと降りていく。私もそれについていく。 さっきまで晴れてて暑かったのに、到着した頃にはうっすら雨雲に少しの雨と…雷!! ひゃー!雰囲気出るわ〜(+_+) 山にそびえ立つ中世の古城…ドラキュラ…雷…何という取り合わせ&演出でしょう! (隅っこにトイレがあったんだけど、一人じゃ怖くて行けなかったくらい(笑)) 城内は拷問部屋とか、とってもオドロオドロしいのを想像していたけど、 そうではなくて、いかにもな中世の居城。 王様や王子様の寝室や家財道具が展示されています。 やっぱり昔の人は小柄だったのかな?扉が小さく感じました。 ▼中庭には花があったりして、なかなかにメルヘンちっく。 ▼井戸のトコにはお金がありました。ト、トレビの泉的風習? ▼ブラン城と同じ場所に野外村落博物館。どことなく昔の日本の田舎の風景に似てる。 ▼しっかりちゃっかりブラド・ツェペシュのTシャツ買いました。12レイ(約480円) Yeah!I'm 変Tシャツ愛好家。 【リターンtoブラショフ】 雨が強くなってきたせいで、同じバスで帰る人が多いこと多いこと。 バスはすし詰め状態で、なんと運ちゃんのギアチェンジの邪魔になるんじゃないかって 所にまで人がいる。降りる人も大変だけど、新たに乗り込んでくる人も大変。 それでも「乗れ乗れ!詰めろ詰めろ!」これはもはや陣地取り合いの合戦なり。 帰りは中心部まで市内バスで行こう。 やってきた22番バスに乗ったはいいけど、どこでコボリれば※いいのか分からない。 ※…私の造語。ルーマニア語の降りる「cobori(コボル)」と「降りる」を掛け合わせてコボる、コボリる。 隣に座っている女の人に地図を広げて聞いてみた。 でもやっぱりルーマニア語わかんない。 すると、その女性は前に座っていた若い男の子に声をかけた。 あなた英語分かる?と聞いていたみたい。 まったくの他人なはずなのに、あたかも近所の知り合いのようなやりとり。 こういう風景、ロシアでもあったなぁ。 声をかけられた男の子が私のところへやってきて、色々尋ねてくれた。 しかし、その間にも私が降りたいところは過ぎてしまった! それに気付くと彼は運転手に事情を説明してバスを止めてもらうよう頼んだ。 ああ、なんていい人たちなんだ!!助かった〜! ムルツメスク(ありがとう)を連呼しながらバスを降りる。 助け合いって素晴らしい! 私はいつも、こうした現地人の親切のおかげで旅ができている。 |
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