★8/3 怒涛の勢いで★ 【まだまだ出てくる!話したがり】 さて、駅に着いたならば市内中心部へ移動しなくてはなりませぬ。 バスはどこかなぁ?とウロウロ。 よく分からなかったし、そろそろ陽が傾いてきたので早いところ宿に落ち着きたい。 ちょっと商店の人に尋ねたら下手なルーマニア語もまったく通じなくて 何人かジモティに取り囲まれ、イカツイ顔したおっさんまで登場してしまった。 「ホテルか!ホテルに行きたいのか!?」 あわわ…タクシーの運転手?一番ヤなのにひっかかっちゃたなぁ〜。 「ブリャウ サ メルグ ク アフトブス(バスで行きたいんです)」 「ノ――ノーノーノー」 せ、選択肢くらいくれたっていいじゃないかー! そこへ訛りはあるものの、英語を喋れるオジサンがさっそうと現れた。 「Speaking English?」この一言がモーゼ出エジプトのように 私を囲んでいた人達をサッと左右に散らしたような感じがした(大袈裟) 彼は小声で「彼らは本当に君を助けようとしていない」と言う。 「でも私はサポートしてあげますよ。ついてきなさい」 あ、怪しい…… しかし、ここで唯一英語が喋れる=話が通じる人物だったので、 とりあえず中心部への行き方を教えてもらおう。 するとオジサン、緑色のオペルの前で一言「This is my car」 めちゃくちゃ怪しい―――――!!! 「ア、Are you a taxi driver?」(白タク?) 「ヲホホホ、ノ〜ゥ。私はキャンプから帰ってきた娘を迎えに来たんだよ。 ホラ、あそこにいるのが娘だ」 若者が4,5人固まっていた、『あそこにいる娘』が このオジサンの視線に気付いて手を振った。 でもって娘が「パパー、△※○%×#〜〜!!」と話しかけたので嘘じゃないんだなぁと思った。 ええーい、なるようにナレナレナ〜レ〜だ! リュックを抱えて助手席に。少しドアに近づいて座る。左手はシートベルト。逃げる準備はOK。 地図を見ながら本当にちゃんと中心部へ向かっているか確認も怠らない。 「今どこを走っていますか?」 「ブクレシュティ通りだよ」 よしよし…。 「どこのホテルに泊まるんだい?」 「モーテル・ラグーナ」 「?マーラなら知っているが、それは知らないなぁ。どれ、ちょっと地図を見せなさい」 歩き方の地図では分からなかったらしく、ホテル・マーラへ行って道を聞いてきてくれた。 「よしよしOK、もう分かったぞ。私の街だからね。 あ、ホレ、後ろを見てごらん。私の会社が見える。コンサルタントをやっているんだよ…」 コンサルタント…大きなビル…車には某保険会社(もちろん(?)外資)のステッカー。 いい職業についていますなぁ。ルーマニアでは裕福な人として数えられるのかも。 【無事に到着】 モーテル・ラグーナに着くと、オジサンはサッと車に戻ってしまった。 あわわ、お礼を言いたいのに!(そして激しく疑ってごめんなさい) 追いかけると、車からジャケットを取り出し、スーツ姿で再び登場! おわ!スーツの力ってすごいですね! さっきまで怪しく見えたオジサンが、会社の重役に見えています! そして内ポケットから名刺入れ、名刺入れから某社のロゴつき名刺が! 「困ったことがあったらここに電話をしなさい。ここは私の街だからねぇ…」 渋い!ダンディズム! 「人は見かけによらない」「外見で判断するのは失礼」といいますが 「身なりは重要!しっかりしましょう」今日の教訓です(笑) あ、人の振り見て我が振り直せ。きれいとは言えない格好で旅行中でした(^^;) |
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