カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/5 陽気な墓★

【日本人@海外協力青年隊】
出発&到着するバスがよく見える場所で、サプンツァ行きのバスを待つ。
すると地元のおばあちゃんが声をかけてきた。
「サプンツァ?」「ジャポーニャ」と聞こえた。
それ以外のルー語は分からなかったけど、どうやら
「サプンツァのバスはコレよ。あそこにいる日本人もそこへ行くらしいわよ」

おばあちゃんが後ろをあごでさした。
そこには日によく焼けたアジア人の女性が2人。
褐色色の肌だったので、日本人でも日本人ぽく見えなかった(ごめんなさい)

彼女らは流暢にルーマニア語を話してチケットを買っていた。
このペラペラっぷり、一体、何者!?
聞くところによると、海外青年協力隊で来ているのだそうです。
なるほど、その肌の色のナゾも解けたわ☆
日差しが強いから長くここにいるとイヤでも焼けてしまうのね。

もともとルーマニア語が話せたのではなくて、
入隊後、日本で訓練を受けたのだとか。講習ではなく、く…訓練!?
やはり海外でボランティアをするにはそうとうなレベルと
ハードなものが要求されるのね…。

職種は色々あるらしい。医療や農業、工業、日本語教師などなど。
そうそう、「マイヤヒ〜♪流行ってるんだよねぇ」という話もありました。
よもやその時期にオリコン1位になっていただなんて(笑)

【陽気な墓】
海外青年協力隊の方は、サプンツァに宿をとっていて
戻ったらすぐに荷造りをして移動するそうです。
サプンツァ⇔シゲットのバスは1日数本しかなくて
あと1時間もしたら最終バスが出てしまうらしい。

……( ̄▽ ̄;)えっと…
では私は、陽気な墓&イオン氏記念館を1時間弱で見なければ
ならないということ?

「あぁ、でもヒッチハイクという手もありますよー。
 私たちも実はシゲットまではヒッチハイクして来ましたから〜」
ヒ、ヒヒヒヒ、ヒッチコック!じゃなくて、ヒッチハイクですか!?

「でもこの辺はペンシオーネも多いですから、泊まっていけますよ」
あ、よかった。陽気な墓と記念館以外なにもないけど(本当に村)
泊まった方がよさそうだわ。車の通りもまばらだし…。

バスがサプンツァに着きました。ここでお別れ。
私はルーマニアに行くと決めてから、陽気な墓
絶対に訪れたいと思っていたのでワクワク度が上昇!
他にも国内外からの観光客が多数乗り入れていました。

墓場に入ると、入場料が必要だとわかりました。
「地球の以下略」には無料だと書いてあったけど…最近有料になったのかな?
そりゃ、眠っているところを毎日のようにシャッターきられちゃねぇ(^^;)

中に入ると、本当によく出来たカラフルはな墓標ばかり!

1人1人の生前の様子を絵と文で表しています。
数年前にテレビ番組でこのお墓を知りました。
まさか、ブラウン管越しに見た珍しいものが、今こうして見られるなんて!

いくつか墓標を見て周り、次はイオン氏記念博物館へ行こうかな…と
歩き方を手にして歩き始めた、その時!
「あの、日本人の方ですか?」と日本語が!!

実は、墓標を見てまわっている時に、日本人らしい方(その人)を見かけたのですが
一緒におられる方が西洋人だったので、もしかしたら日本の人じゃないかもしれない…
と思って声をかけるのをやめていたんです。
先方は「地球の以下略」を持っていたから日本人だって確証がもてたのかもしれませんね。

「彼(=一緒にいる西洋人)ルーマニア人なんですよ。もしよかったら一緒に見ませんか?
 面白い墓標を見つけて英語に訳してもらってるんですよ」

わぁ、それは面白そう♪
ぜひぜひ、ご一緒させてください!

お声をかけてくださった日本の方はヨーコ(仮)さん。
そしてルーマニア人の方はRaduさん。
(このお二方は、移動中に更新したブログにも登場しています)
同じ大学に留学しているとのこと。

Raduさんはルー語、英語を話します。
ヨーコさんは英語と日本語を話します。
私は日本語と英語を少々…のはずなのに、やっぱり
Raduさんの英訳を聞いても分からないことが多かったので
ヨーコさんに和訳してもらいましたorz
 
Raduさんチョイスの面白い墓標はコチラをクリック

 私は今ここに眠っています。私の名前は○○です。
 私はとても働き者で、△△が大好きでした。
 一生懸命働いて、お金をためて家を建てました。
 ○人の子供に恵まれましたが、不幸なことに、私は悪い病気にかかってしまって
 ○歳でこの世を去りました。
 ああ、どうか残された私の家族に神のご加護を。


こんな感じのパターンが多かったです。
△△には、羊飼いなら羊が、農家なら畑仕事が、きこりなら木をきるのが…と彫られていました。
平凡だねぇ(´ー`*)
生まれて、働いて、お金をためて、結婚して、家をたてて、子供を育てて、
子供の世話も甲斐なく家族に看取られて死んで…

でも、その平凡が一番の幸せかもしれない。




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