カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/7 修道院巡り<モルドビッツァ&スチェビッツァ>★

【5つの修道院とは】
モルドバ、ブコビナ地方には数多くの修道院が残されています。
16世紀頃に最盛期を迎えたモルドバ公国の名君シュテファン大公(1457〜1504)
ゆかりのものが数多く存在します。

シュテファン大公は当時の脅威であったトルコとの戦(防衛戦)に勝つと
神に感謝し、祈りをささげるために修道院を建てていました。
しかも!
40回くらい戦をして、負けたのはたった数回!ほとんどが勝ち戦。
なのでこの地方には修道院がたっくさんあるというのです。

この地方のフレスコ画が美しい修道院のいくつかが世界遺産登録されています。
その中でも主要なものが5つの修道院として紹介されているのです。

その5つの修道院は下記の通りです。
 ・モルドビッツァ修道院
 ・スチェビッツァ修道院
 ・ボロネッツ修道院
 ・フモール修道院
 ・アルボーレ修道院

【モルドビッツァ修道院】
まず一番最初にめぐったのはモルドビッツァ修道院
初めて見る外壁のフレスコ画の立派さと、その保存状態に驚きを隠せませんでした!
写真撮影をするなら入場料の他に料金を払わなければならないのですが、
私は迷わずPhotoTaxを支払いました!

 
見てください!この鮮やかさ!とても500年前のものとは思えません!
細部までしっかりと見てとることが出来ます。
右のアップ写真なんかは、まるで壁紙サンプルのようでした。


上の写真はモルドビッツァ修道院独特な画です。
なんとまぁ修道院に戦闘シーンが描かれています。
当時のモルドバ公国を脅かしていたトルコ兵との戦いなのでしょうね。

各修道院には博物館(もしくは簡単な展示室)があります。
ここモルドビッツァ修道院はシュテファン大公の息子か甥のペトル・ラレシュが建てたもの。
博物館にはペトル公の玉座が展示されています。

さらにはロシア女帝・エカテリーナ2世ファンの私としてはたまらないものがあります。
何とまぁ彼女から贈られたという福音書を見ることができるのです!
彼女の名前もシッカリ確認。うっひゃ〜★

この展示室入ってすぐ右手側に、修道院について説明したプレートがあります。
そのプレートによると、この修道院はチェウシェスク時代より前、
共産党の誰かによって修復援助がなされたそうなのです。
しかし、それが誰なのかは分かりません。
名前の部分だけ消されているのです…。

【スチェビッツァ修道院】
次に訪れたのがスチェビッツァ修道院
5つの修道院の中でも最も規模が大きく、保存状態もいいそうなのですが
世界遺産には登録されていないんだとか。

この修道院の壁画の見所は「天国の梯子」でしょう。
ガイドブックに「32段の梯子を境に右が天国、左が地獄…」と紹介されていますが、
私、本当に32段あるか数えてみました。ちゃーんと、32段ありました(^^;)



撮影料金を支払わなかったので、写真がありません。
ちょいと絵葉書を。生で見るとなかなか迫力がありますよー。
小さい子を連れて"悪いことしたらあの悪魔に地獄へ引きずり堕ろさされるのよ"
なーんて説教をしたら、怖くて夜眠れないかもしれません。
…て、それは言いすぎかな?


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