★8/16 絶食療法★ 【シギショアラについた!】 新しく座ったシートの隣には、真っ白シロの肌の家族連れ3人が座っていた。 流暢な英語で私に話かけてきた。 どうやらパパは私を韓国人だと思ってたみたい。 やっぱりヨーロッパの人にとってアジア人の区別は難しいようだ。 ママ「どこへ行くの?」 私 「シギショアラです」 パパ「我々もそこで降りるんだよ」 ママ「いい所よ〜」 そこへさっきの車掌のおばさんがやってきて「One」と一言。 ちょうど今、駅で停車したトコロだ。 あと一駅ということを教えにきてくれたんだ。 何て親切丁寧な人なんだろう。 こうして旅をしていると、性善説が有力になってくるわ。 駅に着いたらその家族連れとはお別れ。 ラ・レベデーレ! 【シギショアラの迷い方】 さっそく街の中心を目指して歩きます。 ガイドブックの地図を見ながら進んだけど、Y字路で「???」。 どっちだとオタオタしていたら旅行者なのかジモティーなのか お兄さんが「Can I help you?」と近づいてきて道を教えてくれた。 こうして道を教えてもらっている間に、小さな男の子のものごいが ピッタリ私をマークしはじめていた。あわわ。 爽やかにお兄さんと別れてから、この男の子がしばらくの間 私の横にピッタリついてくる。 下痢と荷物の重みで弱っているのに、そりゃないよ…。 何度もNoを繰り返したら、ようやく諦めてもらえた。 しばらくして後ろを振り返ったら、その子は道端で会った友達とおしゃべりをしていた。 道を進んで、オルトドクス(=オーソドックス、正教会)の教会が見えて、 すぐそこの橋を渡る。橋からは街が見える。 シギショアラの街並みは「トランシルバニアの宝石」と言われ、 世界遺産に登録されている。 橋を渡りきると、目の前にメインストリート。 中世の面影残ってステキな街だわ。 【シングルルームで一休み】 今はホテルを目指して移動しています。 オナカの調子が悪いので、昨日の宿のような共同トイレは落ち着かない。 それに、体力がなくて誰とも話す気分になれないので、 ドミトリーでは周りの旅行者に申し訳ない気分になってしまう。 ので、バストイレ付きのシングルルームに泊まりたい。 目的のホテルについて、今日と明日2泊できるか聞いてみた。 今日は空いているが、明日は団体客の予約でイッパイなんだとか。 がーん。 しかし、もう歩き回る力が出なかったので、とりあえずここに1泊することにした。 気合を入れて、今日中に体調を治さなくちゃ。 下痢の原因が分からないので、とりあえず何も食べないことにした。 絶食療法ってヤツだ。 はぁぁ、何が悪かったんだろう…? ここでウィーン入りが早くなることも覚悟しなくちゃなぁ。 と、言うよりウィーンにある保険の提携病院に行こうかなぁと思い始めた。 身体が弱ると気持ちまで弱くなってしまうのね(;_;) シトシト降り始めた雨がまたいっそう気持ちを弱らせる。 今の私の心はスキだらけ。 ここで誰かに優しくしてもらったら泣いてしまいそうだ。 悪い人にあってハプニングが起きても泣いてしまいそうだ。 今夜は早く寝よう。 |
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