カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/18 ビエルタンの城塞教会★

【サイモン&サヱモンのドライブ】
昨日ビエルタンまでのショートトリップを頼んでおいたB&Bへ10時に。
玄関にはおじいさんが出てきた。超熱烈歓迎ぶりにビックリ。
「プリーズ!」と言って迎え入れてくれた。カタコトだけど英語を話すようだ。

家(=B&B)の中に入るとおばあちゃんと、昨日のお姉さんが居た。
奥から旦那さんも出てきた。家族で経営しているのね♪
このKular一家はとてもフレンドリー。ついつい私もニコニコしてしまう。

ビエルタンへは旦那さんのサイモンさんが連れて行ってくれる。
最初は他のお客さんと一緒だったんだけど、時間の都合でしょうか?私1人で催行。
さぁ、サイモンさんとサヱモンでレッツ・ドライブ!

残念ながら今日は雨。どしゃ降りとまではいかないけど、かなりザーザー降っている。
しかし、シカシ!ルーマニアの人はワイパーというものを使わないの?
マラムレシュでお世話になったラドゥさんも滅多に使わなかったし、
サイモンさんにいたっては全く使わなかった!
フロントガラス、全然前が見えないんだけど…こ、怖いよー!

【ダナシュ村の湧き水】
道の途中で車を止めた。
そこには小さな池というかプールというか、水槽のようなものがあった。湧き水だ。
実は出かける前にポリタンクを車に積んでいた。
サイモンさんが空の500mlのペットボトルをくれた。ダナシュ村のお土産だー♪
暑い日だったらグビグビ飲んじゃうだろうけど、今日は雨だし寒いしで、飲んだのは少し。
大事に飲もう。
近所のおじさんもバケツを持ってきて水をくみにきた。「Buna ziua!」

【ビエルタンの名産品と家】
ビエルタンはルーマニアの中でも比較的豊かな土地だとか。
白ワインが名産品なんだそうだ。たしかに、ぶどう畑をよく見かけるなぁ。
そして面白いことにぶどうを形どった模様を付けている家が多い。
ここの生活や経済にとてもに密着しているんだなぁ。

それからサイモンさんは、今年は水害で不作だから野菜が高いとも言っていた。
ルーマニアの野菜はおいしいだけに、それはとても残念。

あ、家と言えば。
どの家も壁に2つ穴が開いているのが不思議だった。(時々3つなのも)


高さは屋根裏部屋の窓くらいに位置する。サイモンさんがその謎の答えを教えてくれた。
これは豚肉を干すための穴。もともとはザクセン人の建てた家だから穴があるんだそうだ。
ははん、するとそれはソーセージのための穴かな!?
昔この地方に入植してきたザクセン人(ドイツ人)にルーツがあるのね!

【城塞教会】


この城塞教会は世界遺産に登録されている。
要塞という機能を備え、城壁を擁している教会はいくつかあるが、
城壁が三重になっているのはこのビエルタンのものだけで、とても珍しいんだとか。

城塞の中に入ると、教会と3つの塔がある。
1つ目は食料庫。(木造)
2つ目は時計塔。
3つ目は鐘楼塔。この鐘は死者が出た時しか鳴らさないらしい。
中に入ると聖人のひつぎの蓋のようなものが並んでいた。
サインやぶどうの模様が施されている。

教会の中へ。周りを見ると、正教会ではない感じがした。
カトリックかプロテスタントだと思うけど、それ以上の詳しいことは分からない。
アルターは色鮮やかで美しい。これはウィーンで作られたもの。
その当時この土地はオーストリアの一部だったからだ。

そして、この教会で最も重要な場所へ。それは宝物庫。
まず宝物庫に入るには1回の施錠で15箇所もロックされるという
高セキュリティの扉を開けなければならない。
管理人のお姉さんがいて、解説を交えながら扉を開けてくれました。
私はただただ、手の込んだその仕掛けにビックリするばかり。

それから外から見られないように工夫をした覗き穴があった。


秘密の通路というのもあって、街のどこか(実は教会から近いお家!)
と塔に繋がっているらしい。
やはり教会であり要塞であったんだなぁと感じずにはいられない。

再び教会の外へ。
現在修復中だということが分かった。
オリジナルは石で出来ているのに、修復部分はコンクリートらしく、
サイモンさんが言うには「石は冷たいのにコンクリートは熱を持つから
これは良くない」そうだ。!?大丈夫?世界遺産だよ!?

教会の後ろにはチャペルがあったけど、今日は入れなかった。残念。
それから、蔵のような建物があった。
ここで本当に結婚できるかカップルが2週間共同生活をする風習があったんだって。
なんか、TV番組の企画みたいだ。

城塞教会の近くには養蜂場があったり、家畜が群れをなして歩いていたり、
とてものどかな場所でした。

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