カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/20 ルーマニアにラ・レベデーレ(さようなら)★

【ブカレストへ】

昨日と同様、朝食をモリモリ食べてチェックアウト。
ブカレスト行きの列車はネットでリサーチ済み♪切符売り場でチケットをスムーズに購入。
親切な(?)現地人が英語で「君、列車分かっているかい?僕が確かめてきてあげるよ!」と
ボランティアしてくれたけど、心配御無用でした。
車内では徹底的に寝る。寝る。寝る。

ブカレスト・ノルド駅に到着したら、ウィーン行きの夜行列車に乗る時間まで時間があるので
国民の館に足を伸ばしてみよう。


【独裁者・チャウシェスクの野望】

▲国民の館 規模はアメリカのペンタゴンについで世界第2位だとか▲

まず入る前にセキュリティチェックが。空港でみるような機械が置いてあってビックリ。
荷物全て持っていた私はリュックの中をくまなくチェックされ、面倒くさー。
さらに金属探知機がピーと反応し、「Get Out(出てけ)」と言われ心中半泣き。入場料返せー!
しかし、どうやらセキュリティの人が英語が出来ず、「金属を取って戻ってもう一度やり直せ」と
言いたかったのをただ一言「Get Out」としか言えなかったようです。
館内の英語ガイドさんがルー語→分かりやすい英語で教えてくれました。ホッ。

館内ガイドはルーマニア語と英語。有無を言わさず外国人観光客は英語コース。
(もちろん、ルーマニア語よりは分かる…分かるけど…)

【国民の館・噂アレコレ】

ガイドさんは丁寧な分かりやすい英語で館内をガイドしてくれました。
チャウシェスクにまつわる噂話など。さぁお手元に「へぇボタン」をご用意ください。(古ッ)

@階段の段差が低い
……チャウシェスクは身長162cmだったため、低めの段差が快適だからだったとか。
   「まぁ噂は噂なので、真偽の程は分からないけどね」 ガイドさん談

A国民の館の地下に
……核シェルターがあるとかないとか。
   「まぁ噂は噂なので、以下同文」 ガイドさん談

B一番長い階段のカーテン

……16m。重さはキロではなくトン。
   「さて、どうやって洗っていたんでしょう?私には分からないわ」 ガイドさん談



Cパレス内で一番大きいカーペット
……重すぎて20人くらいいないと運べない。

D貸し出し可能なホールがある
……「きっと高いわよ。いくらするか私は使ったことないから知らないケド」 ガイドさん談

Eこんなに大きい建物なのに
……エアコンがない。空調に毒をしこまれたら大変だから、だそうだ。

Fこの部屋で

……かのコマネチが結婚式をしたそうだ。
   ちなみにこの扉にはチャウシェスク夫妻の全身を描いた肖像画があったそうな。
   「この扉は10mもあります。想像してみてください。チャウシェスクは162cmしかなかったから…」
   あ、自分を大きく見せたかったのね。

ギャラリーにはピカソの絵など、有名な画家の絵画があるのが見えました。
贅の限りを尽くしたお屋敷ですこと!
そんなリッチな建物とは言え、トイレ(一般解放のですが)はフツーの便器でした。
純金のトイレとか期待してたんだけど(笑)


【衝撃の夜行】

ブカレスト⇔ウィーンの列車は「ダチア号」と言います。
ダチア号のチケットを買い、列車が来たらいざ乗車。
券面を見て、何号車のどのコンパートメントかチェック。

???
ざ、座席車?

夜行なのに座席はキツイなー!ナゼ寝台車じゃないのよ。
ウィーンで買ったときはちゃんと寝台車でくれたのにィィィ。
そうか、自分から寝台がいいと言わなきゃイカンのですね。
とは言えさぁ、「夜行ですが、寝台車がよろしいですか?」と提案することはないのかい?
なかったらなかったで一言教えてくれてもいいんでないかい?
ああ、そうか、これは資本主義的な発想なのか。

同じコンパートメントの乗客はルーマニア人の経済学者・リタとスロベキア人学生で歴史専攻のマルティン。
熱心に宗教に関するトークを繰り広げていました。
マルティン「ほら、会話についてきてよ。分からないことがあったら聞いてよ」
…何言ってるか分からないんです。
何言ってるか分かっても、何を意味しているか分からないんです。
何を意味しているか分かっても、その解釈・感覚が分からないんです。

国境に近づいたら、ドカドカっと乗客が増えた。
さっきまで3人だったから横になることが出来たけど、今は満員ビッチリ。
座りながら寝なければならない。うへぇー。


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