さえもん 初めての一人旅@タイ

=4th day 10/12 @バンコク=
★今日は日曜日★

今日は日曜日。ウィークエンドマーケットに出かけようと思う。
どんな掘り出し物に出会えるか、ワクワクだ。

そんな朝も、主のルンルンに引きとめられる(笑)
商用で滞在してるって、一体いつ仕事してんのさ。とにかく話し好きなおじさんだ。
今日は通訳アルバイトの青年ではなくて、ヒゲボーボーの30代くらいの日本人男性が一緒だった。
いかにも貧乏旅行者という感じの彼は、あまりにも小汚く怪しげな格好ゆえ、
この宿のマネージャーから宿泊拒否をされそうだったとか。うーん、うなづける。

またしばらくおしゃべりをして、「ウィークエンドマーケットに行って来ます」と
その場を後にした。ルンルンは簡素に手を振って見送ってくれた。

バスに乗る要領を得ていないので、数回お目当てのバスに乗り損ねた。
やっと市場へ行く路線バスが近づくのを見つけて、必死で手を振り
乗客がここにいるのをアピール。すると、今度はちゃんととまってくれた。

でもこれ、青と白のちょいと立派なバス。冷房が効いているバスなのだ。だから少し値段が上がる。
赤とクリーム色っぽい白のバスは冷房がないから安い。
どちらかと言うと私は後者のバスに乗りたかったのだが、この際文句は言ってられない。

外を眺めていると、カオサン通りしかロクに見ていない私の目には新鮮なバンコクが映る。
人ごみで雑多な路地もあれば、きれいな緑茂る公園や広場もあるし、真っ白なゲートや、
記念碑、ラーマ5世など王室の方々の像や肖像画もある。
とにかくこぎれいなのである。

★ウィークエンドマーケット★
ついたついた、ウィークエンドマーケット。
暑いくせに、人がザワザワひしめきあっている。それ以上にテントがひしめきあっている。
私の目が輝く。

まずはどんなものがあるのか、回ってみよう。
衣料品のゾーンやアクセサリーのゾーン、植物のゾーンと、各カテゴリーでテントが
別れているみたいだ。

ウロウロしていたら、動物(ペット)のゾーンに迷い込んでしまった。
広いマーケットで、ここに迷い込んだら抜け出せなくなるという魔のゾーンである。
しかも動物臭くて(これはしょうがない)、私の苦手な爬虫類とかその辺のキモチ悪い生物が
入れ物の中にビッシリとうじゃうじゃ売られている。
は…吐きそう…(泣)
まさに魔のゾーン、なかなか抜け出せない。来た道も分からなくなってきた。
動物のにおいが充満する中で、串揚げなど食べ物の屋台を開く人達の気が知れない。
頼むから目の前で売らないでくれ!食わないでくれ!

ようやく見覚えのある通りに出て、無事に生還を果たした。ふぅ。
キャンドルやオイルなど、アロマグッズを売っているマーケットにしては
やたらキレイでオシャレな店が数件続いていた。
ここで、蘭の形をしたキャンドルをゲット。可愛らしいのでプレゼントにもいい。

昼だというのに、暑いからか、食欲がなくて、逆に喉が渇いて飲み物が欲しかった。
どこがで一休みしようかな、と思っていたら、突然のドシャ降り。
この時期、換気と雨季のきりかわりの時期でした。
激しく打ち付ける雨。テントの下でレモンジュースを飲んで一休み。

それから屋根続きになっているブースで日用雑貨やアクセサリーなんかを見て回る。
キラキラしたTシャツや服、中にはタイシルク(?)のチャイナドレスなんかも。
しかし私の視線は客のいないネームプレートの店にあった。

お目当ては、トイレのプレート。
アパートのトイレのドアに、タイ語で「トイレ」ってのがぶら下がってたら、
かわいいじゃありませぬか。さっき買った蘭のキャンドルを一緒に飾れば、
我が家のトイレは一気に南国気分♪

恥ずかしさを我慢して、店員の若いお兄さんに(余計恥ずかしい)
「ホーンナーム(トイレ)はどれ?」とトイレプレートを買い求める。
値引き交渉してみたけど、そんな安くならなかった。まだまだだなぁ。

雨があがったので、マーケットを再びウロウロし始める。
何がキッカケだったか、忘れてしまったけど、現地の女の人とお茶する。
日本語が上手だった。ひとしきり色々話をすると、彼女がこんなことを切り出した。

日本から手紙が届いたんだけど、内容が分からないので、家にきて読んでくれませんか?
ぅっ。怪しい…。
ついていったら高いもの買わされるとか、拉致られるとか、売春宿に連行されるとか、
ひとしきりいやな妄想が頭をグルグルっと掛け巡った。

ここから家は近いというけれど、怪しさ満点だ。本当だったらごめんね、という気持ちももちつつ
「でもこれから予定があるの。バンコクは今日が最後だから」
しかし彼女もこれで終わらなかった。「まだ時間はアリマスよ。」
ぐぐぐっ。「宿で知り合った人とこれから買い物してご飯食べる約束なの(嘘)」
あからさまに見え透いた嘘である。けど、ほいほいと彼女について行きたいとは思わない。
私はギクシャクしたまま彼女と別れた。

ほんの短期間の旅行で現地の友達ができるってのは、ホント難しいことなのである。
(これで本当に家に招待だったら申し訳ないのだが、警戒は必要なのよ。私は悪くないっす。多分)

★カオサンに帰るとワクワクするけど落ち着く★
訳も無く(大有り?)家に招待されるという怪しげな方からそそくさと退散し、
カオサンに戻る。はぁぁ、落ち着くなぁ。

国際電話をかけれる所があるので、家に電話を一本入れてみる。
母は開口一番「何だの〜!?」。少々怒ってらっしゃる。
無理もないかー。一人でウロウロしてるわけだから。いやいや、元気ですよ。

ルンルンに今日の戦利品を披露。
なかなかイイ物を買ったねぇと講評。宿を出る前と帰ってから、ルンルンと
おしゃべりするのがちょっとした習慣になってしまった。

少し早めの夕食。昨日と同じ焼きそば風の麺。これ、ハマっちゃったんだよねぇ。
おいしい、おいしい。

シャワーも早めに済ませて、明日の移動の下調べ。
宿の下の庭に出ると、お約束、ルンルンが暇つぶしに本を読んでいる。
タイ料理で最も辛いサラダをご馳走してくれたけど、辛くて辛くて一口でリタイア。
パクチーは美味しいけど、やはり辛いのはダメなのであります。
ヒーヒー言って水を飲んでいると、日本人女性がやってきた。

ここの宿に泊まっている人で、一通りタイを一周したそうだ。
彼女は南国に似合わず真っ白な肌で、眼鏡をかけていた。(それは私もだろう…)
年は私より1つか2つ上。大阪から来たそうな。
ルンルン曰く、貧乏旅行者はおしなべて西の人間が多いとか。
そう言われてみるとそうだ。ロシア〜イギリスの時も、一人旅とか貧乏旅行ていう人は、
大阪や京都の人だった。タイで会った人で言うと、最東端は名古屋。
東京とか、関東の人とあったことがない。
面白いなぁ、どうしてだろう??



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