=5th day 10/13 @カンチャナブリ= ★トンブリ駅から★ 今日はカンチャナブリへ朝から移動バイ列車。 朝早いので頭がボンヤリとして元気が出ない。でも移動しなきゃ。 列車に乗るトンブリの駅まで歩いて行けない事はなさそうだけど、 地図に自信がもてなくて(ある地点で2度も道を間違った)トゥクトゥクを拾う事に。 安く乗る値段交渉にあえなく失敗。(時間が無いの知ってて、くそっ、足元見よってからに) これがもう、ものすごい排気ガス。早朝の清々しさをあっという間に消し去ってくれる環境破壊力。 ロシアのハバロフスクの空気は悪かったと書いたけど、圧勝の勢い。苦しいッ! やはり危なっかしい運転でグングン前へ進む。見慣れたカオサン集辺はあっという間に 遠くにかすみ、見えなくなってしまった。 「ぁあ、次の地へ移動するんだ」 駅周辺に来ると、朝市なのか、独特のアジアなにおいをぶっ放すゾーンにさしかかる。 朝からこのにおいはヘヴィだよ。 駅舎に着く。現在改装工事が進んでいるようで、ホームが違っていないか不安で一杯。 駅員に聞くと、ちゃんと合っているようで、安心して切符を買う。 「あとは電車が来るのをまつだけだ♪」と辺りを見回すと、旅行者が一人もいない。 ちょっと寂しくなってしまう。 そしてようやく電車がホームにギシギシ滑り込んできた。 3等席だから、気合を入れて席を確保しなくっちゃ、とキバっていたけれど、 車内は平和そのものだった。適当な場所に座って、リュックを下ろす。 足で荷物を引っ掛けて膝に載せ、抱きかかえて、寝る。枕代わりだ。 ガタゴトガタゴト、列車らしい音を立てて、トンブリ駅を発車した。 ウトウトしている私の耳に、中学生か高校生ぐらいの少年少女たちがワイワイと おしゃべりしているのが聞こえてきた。 どこに言ってもはしゃぎたい年頃ってのは、変わらんのだね。 若いのがワイワイ言っているのをウンザリした感じで見るオバハンたち。 これも変わんないのだね。しみじみ。 ★カンチャナブリ着!★ 電車に揺られる事3時間半。11時にカンチャナブリに到着であります。 あ、なぜカンチャナブリへ来たかと言いますと、アジア放浪中の友達Rから、 ここがよかったとの情報をもらったからです。 最初はバンコクから近いパタヤビーチに行こうかな、と思ってたんだけどね。 ※「笑う犬の生活」大好きっ子なので「パタヤビーチ」という響きは魅力的。と同時に ここにあったんか!という感動もあります。が、水着も無いのに一人でビーチか… と思うと、山あり滝ありのカンチャナブリが魅力的に思えたのであります。 で、話を戻しましょう。駅に着くと、まず客引きとの戦い。 香港の時みたいにワサワサと大量発生はしなかったものの、やはり1人でも 厄介は厄介なのであります。「ヤスイヨ、ヤスイヨ」確かに安いが、 歩いて目的地まで行きたいんじゃー! で、地図を見ながら「こっちであってるかな?」と前進。 クソ暑いので、少し歩くだけでも体力を消耗している感じに見舞われる。 こんな時、私は修行僧のごとく頑張るのである。その苦しいのがやりがいに感じてしまう。 前世では苦行の据え悟りの境地に達していたのだろうか…。 まずTATというインフォメーションで時刻表なんかを収集する目的で寄ってみる。 冷房が効いていて天国のようだった。 そして次は今日の宿を探す。ガイドに載っている中から、一番安いのをチョイス。 近くまで来たが、思いっきりブロック塀で仕切られた細い道が入り組んでいて、 それはもう親戚のおばちゃんちに来たような景色。 キョロキョロしていると、おじさんがやけに嬉しそうな顔をして 「カナ―ン(泊まろうと思っていた宿の名前)へ行くのか、私に任せなさい」な感じの タイ語を話し掛けてきて、「フォローミー」と言う。 何だかよく分からないけど、カナ―ンまで道案内してくれた。 コロンブスの卵な話だけど、ついて見ると、道案内もなくてよかったくらい、 すぐ近くまで来ていた。 あとあと分かったんだけど、宿に客を連れてくるとコミッションとしていくらか現金が もらえるようた。サムロー(人力自転車)とかが観光客を連れてきては、 「宿泊客を連れてきたぞ」と、謝礼金をもらっているのである。 なかなかのシステムだなぁ。 ★カナ―ンで見た出会いと別れ★ 宿を経営しているジョイさんはとてもいい人で、色々教えてくれました。 ここには板間があるのだけど、とてものんびりとした所で、ついウトウトしてしまう。 そこへ、チェックアウトする人組の男女が出てきた。 どちらも年は私より上な感じがする。話を聞くと、旅の途中で知り合い、以来ずっと 行動を共にしているとか。微笑ましいなぁ。 かなり長期の旅のようで、とても大きいバックパックを背負っている。 カナ―ンにはずっと泊まっていた様で、かなり思い出があるみたいだ。 女の人はジョイさんとサヨナラするのがとても辛いようで、グスグスと泣き始めた。 おお、ここでドラマが展開されている。 ジョイさんの旦那さんが昼ご飯をもってきた。5人でランチタイム。 「もうお別れね」「寂しいわ」「これからどこいくの?」という後ろ髪引くような会話の中、 ご機嫌にご飯をほおばる私。(だってフリーで食べてねって言ったんだもん) 女の人はご飯を食べながら泣いて、男の人が元気出せと励ましている。でもちょっと泣きそう。 でも私もチョット泣いている。それはやはりご飯にあった。 美味しいんだけど、何ぢゃ―、この後ひく辛さはッッ!!?? 後々分かったのだけど、これ、グリーンカレー。 そうめんのような米の麺に、グリーンカレーをかけて食べるもの。 私が何かの野菜だと思ってかじったのはとてもスパイシーな唐辛子か何か。 毛穴という毛穴から汗がジワッと出てきた。鼻水も出てきた。 こうしてチェックインする女の子とチェックアウトする女の子は、鼻をズルズルすすって お昼ご飯を食べましたとさ。 ★カナ―ンに集まる日本人たち★ 人組のカップルが名残惜しそうにカナ―ンを去って行った。 男の人が「もう泣くなよ」と背中をポンと叩く姿を見て、「ええなぁ。」と思った。 私はというと、部屋に入ることなく、リュックを枕にして昼寝を始めた。 本当はどこか見て回ろうと思っていたのだけど、とてものどかで、昼寝をせんでどうするの、 と本能がそう教えてくれたのだ。 ウトウトしていると、一組の男女がチェックインしてきた。二人ともペラペラの英語だった。 始めは外国人かと思っていたら、二人の会話は日本語。 ムクッと起きてみて、お二方とお話をした。 二人はカナダでの仕事を辞めて、日本へ帰る途中、旅をして回っているそうな。 ヒロシ(仮)さんとエリコ(仮)さん。 とても気さくな人で、次の日、エラワン国立公園のツアーをご一緒させてもらうことにした。 3人でワイワイしゃべっていると、一人の男の子がチェックイン。これまた日本人。 顔がサークルの後輩にあまりにも似ていて、衝撃だった。 彼は通称シンエモン。私はサエモン。うん、親近感を感じてしまう。仲間だ。 で、4人でこれまでの旅行の行程などなど盛り上がっていた。 雨が降ってきたので、やむまで待って、それからご飯を食べに行こう、という事に。 で、喋りつづけていたら、ザザ降りの暗がりからサムローに乗った日本人女性が一人。 彼女も私たちの仲間に入った。彼女の事をシンエモンさんと私は「ママ」と呼んだ。 シンエモンさん曰く「おばちゃんともお姉さんとも言いがたいから、ママ」だそうだ。 海の外に出ると、同じ国籍の人が同志に思えてしまうから不思議である。 でも日本に帰ると、皆「名古屋は何でも味噌かける」とコ馬鹿にするんだ。 とりあえず、なんだかんだで5人のパーティーができた。 雨もやんで、5人でナイトマーケット(要するに屋台)へ繰り出して、ご飯を食べた。 誰かと一緒に食べると賑やかで美味しい。でもドリアンは不味かった。 あれは果物か…? |
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