Go Go Winter VLADIVOSTOK!! ◆サエモノフに襲い掛かる危機◆ ★出発前★ ふとしたきっかけで、冬のロシアを体験したくなったサエモノフ。 思い立ったが吉日ということで、旅友アンジョレンスキーをそそのかし、 旅行代理店にも行き、必要と思われる物資を調達し、 周囲にも土産は期待しないで下さいねと宣言し、準備万端。 そんな私に、危機が訪れた。 出発10日前。右目に鈍痛。 目を開けてても閉じててもズ〜ンと痛む。 ましてや瞬きなんて。これは大変だ。ウラジオの街をしっかりと見ることが出来ない! 非常に大袈裟なアクションで痛みをアピールし、会社を飛び出した。(コラコラ) 気になる診断結果はというと…膿であった。 まぶたの内側(眼球に触れるところ)に、プツリと出来ているらしい。 さっそく針で潰す。これが失神卒倒気絶級に痛い!きっとお産の次の次くらいに痛い! 顔面蒼白。待合室でフラフラ。眼科でこんな容態の人は滅多に見ないであろう… 眼帯と目薬、飲み薬(抗生物質?)を手土産に病院を去る。 ほどなくして痛みはなくなり、元通りの両目による視界が復活した。 メデタシ、メデタシ…。 しかし、悲劇はこれで終わらなかったから大爆笑(当時は笑えなかった)。 旅行代理店にビザ、旅行日程表もろもろを受け取りに行く、出発5日前の土曜日のこと。 中腰の体勢をとっている時に、思い切りクシャミをした。 なんのこたない、ただのクシャミである。 しかし、このクシャミが悲劇を呼んだ。 ピキィーーン!! えも言われぬ痛みが腰を襲ったのである。 この状態から1寸たりとも動けぬ…。 不覚!こ、こんな時にギックリ腰になろうとは!! でも、でも、今外出しなければ、ビザが、ウラジオが、冬のロシアが… あぁ意識が遠のいていく…。 しかし、しかしだ、ここまできて、ぎっくり腰なんぞでこの旅をふいにするわけにもいかん! ロボのような血の通った感覚のない腰を引きずりながら、ビザを取りにいき、 翌日はおとなしく家で寝込んでいた。 月曜からは、整体と整形外科を掛け持ちし(いいのか?)3日で治す短期決戦を決め込む。 眼科といい、痛い出費である。 が、おかげで1度(角度)のお辞儀も出来なかった私が、 なんとか、軽いお辞儀ならできるようになり、 歩き方もピーク時より自然になった。まだ痛くて、動きも鈍いけれど、 これならナントカ行けそうだ。何かあったらアンジョレンスキーに介護してもらおう。 荷物に湿布とコルセット(と言えば聞こえはいいが、要するに腰巻)を足して、 いざ、出発なのである!! 苦難を乗り越えた分、今回の旅は感極まるものがある。 |
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