Go Go Winter VLADIVOSTOK!! ◆ウラジオストック1日目 2/10◆ お空を飛ぶこと約2時間、ウラジオストックに到着! 2時間て、短いでしょ?韓国ソウルに行くような距離なんですよ〜。 ロシアって遠いってイメージを持ってる人、多いみたいだけど、 ロシアは広いんですから、端っこが日本の近くでもおかしくない! ウラジオは日本から一番近いヨーロッパと言われております。 (果たしてロシアがヨーロッパかどうかというのは別としましょう。 でも、ウラジオの建築物は西洋西洋しい。) 到着時刻、現地時間で18:00頃。飛行機を降りるころはうっすら暗くなりはじめの 夕方といった明るさ。 降りたらやっぱり「寒い!」 「あ、でも、耐えられなくもないぞ」 順番にバスに乗り込み、玄関口前まで。 別にバスを使うほどの距離じゃないんだけど、乗客は有無を言わさず乗せられる。 そして、全員が揃うまで中に入れてくれない。 うぅっ、なんてロシア的なんだ。 まるで「融通の利かない引率の先生@修学旅行」じゃないか。 めちゃくちゃ寒い日じゃなくてよかった……。 そして、入国審査を待つ。 順番が来るのを待つんじゃない、入国審査が始まるのを待つのだ。 ハバロフスクの時もそうだったけど、これがめっぽう待たされる!! 落ち着こう、私。ロシアの土地は広大なんだ。これも土地柄だよ、土地柄。 ロシア文豪の傑作はどれも長編小説(やたら長い)だし、 オペラやバレエや演劇もじっくりと鑑賞するものだし、 一頃昔のロシアの店には品物を買う長蛇の列ができていたし、 ここはそーゆー国なんだ!! でもさ、もっと効率のよい人員配置とかできんわけ?? きっとそーゆー考え方がないんだよね。 時間は流れるものであって、有効にやりくりするものじゃないのよね。奥が深いわ。 でも、それはそれ、これはこれ。早く始めてよぅ。寒いんだよぅ。 WELCOMEの中国語的解釈をすると「 ロシアは広いが、どこへ行ってもやはりロシアなのだ。 ★それ、Ivan(言わん)こっちゃない(怒)★ やっと入国審査も終わり(アンジョレンスキーが審査官に韓国人だと勘違いされてた) 荷物も無事ロストバゲージとならずに手元に届き、いざ市内へ! と、思ったら… 外真っ暗!(ハバロフスクでも同じだった) 両替所閉まってる!(ハバロはちゃんとやってたのに…) 白タク、闇両替屋(らしき人物。白タクも兼任?)がばっちりスタンバイ! ちなみに、ウラジオストック空港からはエアポートバスのような 市内直通の交通手段がない。 え―――――っ!?どうやってホテルまで行けっての? だから早く入国審査始めろって言ったじゃないか。(係員に物申したわけではないが) 言わんこっちゃない。 ああ、でも、誰の責任ってワケでもないんだよなぁ。 待っている間、日本人のおじさんたちを見かけていたので、 ちょっと声をかけてみることにした。 両替とかどうしたのかな、とか、ちょっとでも情報が欲しいので。 アンジョレンスキーがある男性に話し掛けると、おじさんたちはツアーで来ているらしい。 「俺達ツアーだから両替も何もしてないよー。 何、君達女の子2人でココ来ちゃったワケ?危ないなぁ。どうやって市内出るの?」 「あー、それならおじさんたちのバス、席空いてたら載りなよ。ガイドさんに頼んでみよう」 ああ、旅は道連れ世は情け。 これほどラッキーなことは今までなかった!ぁぁ神様仏様、ありがとう! ★オッサンツアーに小娘二人。そうさ私もオヤジの仲間入り★ ツアーの責任者T田さんが私達の無計画っぷりにあきれ果て(笑) バスに乗せてくれました。本当、ありがとうございます!(T田さん、お元気ですか〜) ゾロゾロとバスに乗り込む私達。すれ違うごとにおじ様方から 「俺の娘と同じくらいの年だろう。危ないなぁ」とか 「よく女の子でこんな所こようと思ったねぇ」とか 「ロシア語大丈夫なの?」とか、とりあえず"危なっかしいことしよるなぁ"という趣の コメントを戴きました。ははは。 ちょっと親からお説教されてる気分です。 そんなこんなで突然のゲストを乗せて、バス出発。 ツアーのスケジュール連絡の後、簡単な自己紹介をさせてもらいました。 運転席のすぐ後ろのシートに座っていたのですが、クルッと振り向くと オジサン、オジサン、オジサン……オバサンがいない…… 「男だけのウラジオストック滞在〜シベリア鉄道始発駅の街を散策」ツアーじゃないか… まず、オジサンツアー御一行が宿泊するホテルへ。 T田さんがバスの運ちゃんに私達が泊まるホテルにも行くよう手配してくれました。 本ッ当に申し訳ないやらありがたいやら恐縮です。 しかも、ランチまで誘ってくださって…!何から何までありがとうございます。 ★ここはロシアか!?ホテル・プリモーリエ★ ツアーのバスにプリモーリエで落としてもらいました。 私達と運ちゃんの3人きりだったので、道中金品強奪される恐れがあるのやらないのやら… なんて心配もして、必死で外の景色を見ていたりしたのですが、 運ちゃん、ごめんね。 彼はちゃ〜んとホテルの玄関前で降ろしてくれました。 治安が悪い悪い、と言ってもですね、ちゃんと労働している人はちゃんと労働してるんです。 悪いことしたら今の生活が保障されないのは、どこの国でも同じでしょう。 用心するにこしたことはないけど、「外国は危ないから」っていう人、 そんな当たり前の事を忘れてはいないだろうか? さてさて、運ちゃんにスパシーバ(ありがとう)してダスビダーニャ(さようなら)して、 ホテルにチェックイン。 それはもう私達がいるのがおかしいくらい館内はとても綺麗で、 それでいてフロントはとても感じがよかった! たいていのホテルは英語が通じますが、ここは違う!ある意味違う! 同じ「Passport」の一言とっても違う。 今までのフロント:「パスポート。」 ぶっきらぼーでとても義務的。"外国人登録するんだから早く出せ"というニュアンスが含まれる プリモーリエのフロント:「パスポート拝見します。」 笑顔も一緒。丁寧語で対応されている感じがする。 サービス業のなんたるかを、旅人を迎える心構えをしっかりと心得ている感じ。 さらにはジェジュールナヤ(ホテルの各階にいる、管理人のような女性スタッフ)も とても感じがいい! ホテルで困った時はフロント(ロシアはジェジュールナヤ)に頼もう、とあるが、 概してどーもモノを頼みにくいオーラが発せられているのだが、プリモーリエは違う。 とにかくプリモーリエはロシアらしからぬホテルだった。 ヒルトンなどの超一流ホテルのような物凄いサービスがあったわけじゃない。 ただ、ただ、このロシアらしからぬハートフルな対応に感動だったのだ。 (決してロシアのホテル全部が全部、愛想が悪いというわけではないだろうけど) 部屋も綺麗。きちんとバスタブもあるし。 おどろきだったのが、簡易スリッパ。いよいよロシアらしくないぞ、このホテル…。 ★24時間営業じゃなくても、夜遅くまで営業してりゃコンビニエンスなのさ★ さて、無事にチェックインできて、荷物も置けた。次は、夕食だ。 とは言え外は真っ暗。レストランへ行こうにもちょっと怖い。 寒いから探すのもメンドイしすでに空腹。 ホテルの窓から、コンビニのようなスーパーのような商店を発見。 地図にもホテル近くにそれらしき店が載っているし、よし、晩御飯はそこで調達しよう。 恐る恐る外へでてみる。思っていたよりは寒さは厳しくない。 路地は人通りが少なく、寂しい気配。 お目当ての商店に入ってみる。典型的なロシアのお店だ。 ジュースやパン、お菓子、お惣菜、ソーセージや肉類、魚、インスタント食品… コンビニとスーパーを足して2で割ってさらに縮小した感じのお店。 レジが3つあったけど、それぞれ管轄があるらしい。こんなに狭いのに? レジのお姉さんはとても感じがよく、面倒見もよかった。 モノを頼むにも、ロシア語ができないので(ちゃんと勉強しときゃよかった)マゴマゴしてたら 「あなたろくにものも話せないの?」←と、言っていたように感じた 「ヤ、イポンカ(ワタシ日本人デース)」←いかにもロシア語できなさそう 「ぁぁ、なるほどね」←納得の表情とジェスチャー てな按配で、会計などでも気を使って商品や値段を分かりやすいようにしてくれた。 そう、ロシアって、役人っぽい職業の人は義務的だけど、ひとたび町に出ると、 世話好きな人が多いんだよねぇ。"相互扶助"が根付いた国民性の現れかな。 店に来ていた客のオジサンもいつのまにか店内ガイドしてたなぁ。 「何を食べる?何を食べたい?豚肉ならコレ、鶏肉ならこの缶詰、七面鳥。」とか 微妙な発音の英語で色々教えてくれた。 英語もロシア語もよく分からんので、とりあえずコレとコレとコレ、という勢いで買い物。 店を出るとき別のレジの店員の彼氏っぽいのが入ってきた。 こんな景色、いいなぁ〜。 店から出たら「初めてのおつかい」のような、不思議な子供っぽい達成感がこみあげてきた。 |
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||