さえもん のび美の どこでもドアなし
イギリス旅行記

=19th day 9/26=
★イギリスで一番長い地名★

前回ウェールズに来た時も寄った、スランフェアPG。
でも、あん時写真を撮り損ねたのでリベンジであります。
うちらがホームに来た時、TVの取材っぽいのが来てました。
雰囲気としてはケーブルテレビっぽい。

長〜〜〜〜い!私の下宿先は一文字なのに…

★メナイブリッジ★
さて、次は本土とアングルシー島を結ぶメナイブリッジであります。
立派な橋なんだけど、バスが通るのにギリギリの幅。
つい「おおおっ」て運ちゃんのドライビンテクに感嘆してしまいました。
橋のすぐ近くのバス停で降りて、歩いて景色を堪能しました。
エメラルドグリーンの水に、ヨット、緑の山、空の青。美しい!
風が強かったけど、なかなかの景勝だ。
歩いて橋を渡ってるとき、すごくウキウキ。
こんなステキな橋、技師の先輩にも見せたいなぁ、なんて思いました。

★まさか、の味★
アングルシー島を堪能し、YHのあるバンゴールに戻ってまいりました。
日が暮れるまでまだちょっと時間があるので、街をブラブラしてみました。
「ウェルシュラムが食べたい!」と言い出したら止まらなくなって、
レストラン(パブ)探しを始めました。
そしたら、ウェルシュラムを使ったハンバーガーを売っている
お惣菜屋さんを見つけました。さっそく中に入って1つお買い上げ。
味は…悪くないよ。でも。マックの肉と同じ味がする…なじぇ?

=20 th 9/27=
★ボーマリス城★

今日もアングルシー島へ。目的はボーマリス城。
バンゴールからバスで30分くらい。
最寄のバス停を降りて、すぐそこに、見えた―――――!
エドワード1世が建設させた水城、ボーマリス。入場料学生2.5ポンド。
中に入ると、水城とあって、水鳥がウヨウヨ。
こんな近くで白鳥を見たのは初めてだ。
さて、橋を渡って、城内へ。

門をくぐり抜けると、プァーッと緑色の中庭が広がって視界に飛び込んでくる。
圧巻。
ここに、王様や姫様や騎士たちがいたんだよなぁ…と
中世のロマンに思いを馳せると、自分が日本人であることを忘れ
あたかも当時ここで働いていた王様のような気分になる。んむ、苦しゅうない。

1時間くらいしたら城の外をウロウロしてみました。
このボーマリス城は、未完成の城であります。
お堀が半分ないんです。エドワード(イングランドの王様で多くの城を建築)城つくりすぎだよ。
完成していればお堀があったんだろうなぁという所が公園になってました。
のび美はまだ城内でフィールドワークなので、ひとりでランチ。
現地の子供に「なんだ?アイツ」という目で見られてしまいました。
気にしなーい、気にしなーい。

★桟橋にて★
海のほうへ歩いていきました。桟橋まで。
天気がよければ、すごくいい景色なんだろうなぁ。ちょっと雨が降りそうで、寒い…
引き返そうとしたところで、日本人の女性(40〜50才代)に声をかけられました。
のび美はまだ1時間ほど城内にいるということなので、
おばさんの宿泊しているB&Bにおじゃまして、島の観光スポットを紹介してもらいました。
このB&B、すごくステキ!こっちじゃ滅多にお目にかかれないバスタブがあるんです。
バブルバスにしたらプリティウーマンができそう&heart;(自分がプリティがどうかは別)

★いざマナーハウスへ★
のび美と合流し、おばさんに教えてもらったマナーハウスPlasGwedd(プラスグウェッズと読む?)へ
行ってみました。バスで乗換えが必要でしたが。
5時までなのでちょっと見る時間が限られてしまいましたが、かなり見ごたえアリでした!
もう庭が広くて広くて!こんなの、映画かなんかで見たなぁと。
屋敷の中は博物館みたいになってました。
豪華だ。ロシアのエルミタージュなどとは違う豪華さ。
なんだろ、趣味のいい部屋が多かったなぁ。
カーテンやソファ、ベッドの色と柄が統一してあって、豪華絢爛だけど目がおちつくという。
その柄ってのもものすごい特注っぽい雰囲気を漂わせてるあたり上流階級は違う!
ヴィクトリア女王やアングルシーの領主(伯爵だったかな?)の肖像画があったり。

英語が分からなかったのでどういうつながりかははっきり分かりませんでしたが、
「私の歴史上の人物大好きベスト10」に入るウェリントン将軍の肖像画もあって、テンションUP
ワーテルローの戦いに関する絵や書簡が展示してありました。
ちょっと自信ないけど、このアングルシー領主はワーテルローの戦いに従軍してかなりの
貢献をしたようです。そしてどうやら足を怪我したとか。
もしかしてもしかして、ウェリントンの隣にいた将校が、彼では!?
フランス軍の大砲で片足をなくした人物がいます。
も一度映画「ワーテルロー」見なくては。
はっ!世界に入ってしまった……
で、将校の軍服やバッヂ、兜などがあって、興奮します。ぁぁ男のロマン。


 


そして庭にでます。
微妙に左右非対称な、手入れの届いたステキな庭です。
サエモン的には「秘密の花園」に出てそうな感じの…
本当に広くて、「秘密のデートコース」みたいな小径がありました。
そしてこんな物語を想像、否、妄想してしまうくらいの小径っぷりでした。
  お嬢様「今日は本当に天気がよろしいわね」(イギリス人らしく天気の話から)
  貴族男「ヴィクトリア、落ち着いて聞いて欲しい話があるんだ(真剣な顔)」
  お嬢様「なんですの?フフフ…」
  貴族男「戦争に、行くことになったんだよ」
  お嬢様「ええ!?」
  貴族男「ワーテルローに…ナポレオンはイギリスにとって脅威なんだ」
  お嬢様「そんな!あんまりだわ!」
  貴族男「この戦いに従軍する事はとても誉れあることなんだ。どうか分かっておくれ」
  お嬢様「じゃあこれを私だと思って…(ネックレスはずす)」
  貴族男「必ず生きて帰ってくるよ」
  お嬢様「絶対よ、デイヴィッド!(涙)」
くさっ!!
でもこんな感じです。どんな感じやねん。勿論ここはベッキンガム宮殿ではなく…


=21st day 9/28=
★ロイド・ジョージ★

9時半ごろカナーフォン城に着。城の近くにロイド・ジョージの像があることに気づく。
彼は英国で初の非国教会派の首相であります。ウェールズ人初でもあったっけな?
世界史の教科書などではロイドでお馴染みですが、つづりはLloyd、
バリバリのウェールズっ子です。北ウェールズ出身というのは聞いた事あるので、
カナーフォンが出身地なのかな。ちょっと調べてみる必要がありますね。

ウェールズ立ち上がれ!って感じがします

★カナーフォン城★
この城もコンウィに続き2度目の訪問ですが、ここは保存状態が非常に良好な上、広い。
シアターがある塔は今日は閉鎖で、そのおかげで通路も閉鎖。
一方通行だからどうやっていけば出れるかもよく分からない。
ちょっとした ラビリンス でした。
塔を登るのにも体力使うし。狭くて暗くて階段は急で、足元おぼつかない。
それでも天気いいので、塔のてっぺんに出ると気持ちイイ!

プリンス・オブ・ウェールズの戴冠式を行う城で、それに関する展示室があります。
なんか凄い国民を沸き立たせるような、王室を祝うような、
盛大な音楽がながれて、お祝いの合唱高らかに、
ついつい自分がプリンスとして英国民の祝福を受けてる気分になってしまいました。
でもそれくらい、鳥肌が立ってしまうくらいのステキプレイスなんです。
今のプリンス・オブ・ウェールズはチャールズ皇太子です。
ちなみにプリンスといえば、(白馬に乗った←ォィォィ)王子、ですが、
プリンス・オブ・ウェールズはもともとは
「ウェールズの筆頭者(プリンス)」という意味の称号です。
最初のプリンス〜はウェールズ人でしたが、あの冷酷で有名なエドワード1世に征服されて以来
イングランド王室の世継ぎがその称号を得る事になったのです。
なんとも皮肉なことに?プリンス〜の称号を得たウェールズ人は初代たった1人。
そんでもって、この称号の戴冠式を復活させたのがロイド・ジョージだとか。
あ、だからロイドさんここにいらしたのか!

この黒い石の円盤で戴冠します。ありがたい何かが降りてきそうです。


今回もまたのび美フィールドワークにつき、独りで城内をフラフラ。
そしたら、人のよさそうな老夫婦が「写真をとってあげましょう」と声をかけてくださいました。
戴冠式の円盤を背景に1パシャ。
「天気もいいし、ここからのアングルはとても最高よ」と。へへへ、嬉しいなぁ

★イギリスはまずい、しかしウェールズは美味だった★
昨日ボーマリス城の隣のレストランSPINNING WHEELに目をつけていました。
ウェールズ料理をだしてるようで、ランチorディナーに、と思ってたんです。
で、今日、ランチに行くことにしました。城にのび美を残して。ごめ。
外の黒板メニューをノートに書き写し、オーダー。
 Welsh chees + Leek pulche served with crisp salad と、
 Welsh rarebit
です。
rarebitというのはウサギの肉かと早合点してしまいそうですが、ウサギではありません。
ウェールズ料理のひとつで、ピザトーストみたいなものです。
一人で外国のレストランに入るのは初めてなのでちょっと緊張。
少々キョドり気味(挙動不審気味)でしたが、ちゃんとオーダー通せました。
頼んだオレンジスカッシュはみかん水みたいな味がして、こんな所でこんな懐かしい
味に出会えるとは!と妙な感動。ラムネは見るけど、みかん水ってあまり見ないしね。
待望のメインディッシュはというと…おいしい!星3つです!(堺巨匠)
1プレートにかなりのボリューム。フワフワチーズのキッシュは最高。
チーズに詳しくないのですが、あまり大量に食べられない(胸焼け起こす)私が
美味しい美味しいと完食できるくらいですから、相当な美味かと!
デザートまでははいりませんでしたが、これも注目でした。
ウェールズの魔法使いという名前のパフェがあって、雪だるまみたいな姿した魔法使い。
多分、アーサー王物語のマーリンがモチーフなんだろうなぁ。かわいい。

★明日について考える★
明日はのび美と別行動、スコットランドはエディンバラへ行きます。
朝早くでないといけないので、10時に寝ます。
ドキドキして寝れないと思いきや、ぐっすり就寝。


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