さえもん のび美の どこでもドアなし
イギリス旅行記
番外編 スコットランド

=22nd day 9/29=
★エディンバラ目指しまずバンゴール駅★

4時に起床。暗いよ、寒いよー。ご飯食べて、万全の状態に。
ネットで電車の確認をして、5:50頃YHを出る。外は暗い。
ちょっと怖かったから、カモな日本人女と分からないように、ささやかな抵抗として
フードを深くおっかむって、駅を目指す。ほのかに灯ったオレンジ色の街灯が心強い。
途中犬の散歩中のおじいちゃんに声をかけられました。
「グッモーニン。どこへ行くんだい?」「ホリデーを楽しんでなぁ!」
ウェールズのおじいちゃんおばあちゃんて、人なつこい感じがして、親切でかわいい&heart;

さてさてバンゴール駅着。
マンチェスターで乗り換えて、エディンバラウォーバリー駅に行きます。
進行方向を向いたゆったりした席をゲット。
最初はガラッガラだったけど、チェスター(イングランド)あたりから通勤人で込み始め。
ああ、イギリス人の朝だー。

★マンチェスターからエディンバラ★
マンチェスターに着くと、歴史ありそうな建物が見えてきました。
赤レンガ+黒い屋根の重厚な建物が多いなぁ。
さて、乗り換え。
マンチェスターピカデリー駅、広ッ!!空港みたいだ。
エディンバラ行きの電車(ヴァージントレイン)がなかなか来なくて不安になる。
「早いとこ着いて宿とって市内をフラフラしたんだけどなぁ」
5分くらい遅れて列車がホームに滑り込んできた。重いリュック背負って乗り込み、
すかさず空いてる席をサーチ。デカイ荷物もって立ち続けるのは正直シンドイもんで。
前に座ってた人がスポーツ新聞を置いてってた。
日本のオヤジは読み終わった新聞置いてっちゃうけど、イギリスおやじもおんなじだわ。
1面ドドンとベッカムだったので、もらっちゃいました。ふへへ。

出発して約7時間後の1時ごろ、エディンバラウォ−バリー駅に到〜着〜!
ここも広い!それにしても、な、長かったなぁ…。

★ロイヤルマイル★
エディンバラの旧市街にのびる、ロイヤルマイル。古い建物がいっぱいだ。
その旧道ぞいにバックパッカーズ(=安宿)があって、そこに3連泊することに。
荷物を置いて、ロイヤルマイルを散歩です。
エディンバラの建物は、黒っぽくて、屋根は緑色。街全体が博物館のよう。

ロイヤルマイルを進みきって、エディンバラ城へ。
8.5ポンドくらいと入場料が高かった(>_<)学割もないし、痛タタタ。
ウェールズで13世紀のお城を見てたので、この城は16世紀のものなので趣が違うことに
新鮮味を感じると共に、ちょっとした戸惑い。
スコットランドの知らない歴史を垣間見た。
王様即位に使う「宿命の石」。
これもあのエドワード1世がからんでるとは、どこまで征服活動すりゃ気がすんだのか…
大広間には剣や鎧がズラリと並んで、圧巻!興奮し始めるワタクシ。


デカイです。下からのアングルは圧巻でした!

エディンバラ城は断崖絶壁にあるので、下を見下ろすと、
面白いくらいにエディンバラを一望できちゃう。
本当、アンティークでクラシックな街だなぁ。

夕方になったので、食料調達のため、スーパーを探す。
うーん、この辺にスーパーなんて庶民的なものがあるのかなぁ?と
新市街の方へ歩いていったら、MARKS&SPENCERの袋を持った人を多数目撃。
ちょっとウロウロしたら、発見しました。おお。
やはりMARKS&SPENCER、ちょっとブルジョワジーな雰囲気がするぞ。

★宿にて★
バックパッカーズに戻る。この時にきちんとチェックインしたわけだけど、
部屋の名前が面白い。私の部屋は「Little Miss」で、ベッドも決められてて、
私のベッドの名前は「SHY」でした。他にはリーダーとか、トラブルメーカーとかノロマとか。
正直申しますとワタクシ恥ずかしがり屋なので、ズバリ性格を当てられたような気がして
笑えてきました。エヘヘヘヘ。
他の部屋は「STARWARS」とか「DACKS」とかあって、
妙にベッドの名前が知りたくてたまらなかったです。気になりません?
夜、結構車の音が気になりました。うーん、さすが都会です。
1日中、あんまり喋ってないので、ちょっと物足りない感じ。


=23rd day 9/30=
★「ブレイブ・ハート」を求めてスターリングへ★

6時に起きて、モリモリ朝ご飯を食べる。うん、ウマイ。
7時半に出陣。朝は冷える〜。ウェールズより北だし、寒くなるのは当然かね。
電車に乗って、車内が暖かかったので、パーカーを脱いで、
おっかむってひと寝入り。…したら、ゾクゾク寒気がしてきた。か、風邪?
いかん、いかん。
スターリングまでは1時間でしたが、日本みたいに放送案内がないので降りそこなわないか
ドキドキするものです。停車駅をメモっててよかった。
駅に降りたら、やはり寒くて、息が白い〜。ランキングつけるとチタの次に寒い…

★ウォレス記念塔★
ウォレス記念塔に辿り着くまで結構時間がかかりました。
地図をみると、ここを通っていけばいいんだなって道がA道路(大きめの国道級)ぽくて
歩道とか、歩けるスペースあるんかな?ということで、ちょっと回り道。
橋を渡って、塔が見える方へ進んで行くと、ガイドブックの地図が途中で切れてる!
親切なんだか不親切なんだか矢印でコッチ、て。ェェェエ!?
通りすがりのおじさん(のび美の指導教官にそっくり)に道を聞いて、また歩き出す。
よかった、どうやら合ってるみたい。このまま真っ直ぐ。
教えてもらった目印のラウンドアバウトのすぐそこに「WilliamWallace」というパブ発見!
いよいよだ、近いぞ〜!
…と、思ったら、丘をまたしばらく登りました。と、遠い…

や〜ぁっと到着。ちょっとヘトヘト。
エントランスにウォレスの像がありました。どう見てもメル・ギブソン顔。
盾には「FREEDOM(メル・ギブソン最期の感動的台詞)」って書いてあったから
映画の後に作られたっぽい。
さらに塔に辿り着くにはさらに山(丘、かな)を登らなければならない。
息あがらせながら、塔につきましたー!着いたー!
しかし、塔は登るもの、さらに登らねば!
らせん状の狭い階段を登る。キープライトと案内されてるけど、
どうみても人1人分の幅。右によっても、やや右によってるって感じ。狭い。
グルグルグルグル回りながら登ります。目が回る…足が、膝が、カクカクする!

かなり足を酷使した、だから屋上からの眺めがサイコー!!!!素ッ晴らしい!
スターリングの街が余裕で一望できる。
天気があまりよくなくて、霧がかかってたけど、感動ものでした。
この山から、ウォレスはイングランド軍を見張ってたんだなぁと、感慨深くなりました。

★スターリングブリッジの戦い★
お昼ごはんに間に合うように、帰り道は近道を探るよりも来た道を戻りました。
そしたら、渡った橋が戦場だったことが判明!
エドワード1世のイングランド軍に大勝した戦場だって。
今は穏やかに流れるフォース川、当時はどんな風に流れてたのかな。
それよりも、戦った人達の血の方が、凄まじく流れてたのかなぁ…。
ウェールズではエドワード1世の勝利の証とも言える城ばかり見てたので、
「いいきみっ」て感じがしてきました。私ってアンチ・エドワード1世?(笑)
いやいや、ウェールズ贔屓の私として、ヤツを撃退したって史実が実にスッキリ。

ここで、ウォレスは壮絶な戦いを繰り広げたんだなぁ。今は穏やか

★インフォメーション★
スターリング城はコッチって看板に従ってテクテク。今日は、本当に歩いてるなぁ。
(正直、バスがどうなってるのかイマイチわからなかったからなんだなぁ)
城付近でインフォメーションを発見。ちょっと覗いてみる。
と、スターリングの歴史を紹介するミニシアターがあったので、見てみました。
当然、字幕なしの英語なので、全部頭に入ったわけではありません……

★スターリング城★
さ、お城に入ります。しかし、スコットランドは学生に厳しいなぁ…
ADULT料金とSTUDENT料金をいっしょくたにしなくてもいいじゃんよ…なんて思ってしまう。
中世の城=要塞、というイメージがあるのだけれど、ここはキッチンをリアルに再現してて
居住空間って感じがしました。
本物の火を使ってたので、その明かりの揺れ具合がタイムスリップ感がアップ。
他にも大きな刺繍の絨毯とか、剣と鎧、きれいな庭、いいところでした。

★アーガイルズロッジ★
お城の受付でここのチケットをもらったので、来てみました。
これまた豪華なところでした。
ソファとか、ベッドとか、食器とか、ぁぁステキ。

★OLD TOWN JAIL★
アーガイルズロッジからほど近いところにあります。
牢獄の博物館て、おもしろそう。
行ってみたら、ツアー形式になっていて、次のは3時から。30分待つことになりました。
その間不衛生な牢獄で病気になった人達の嘆きの声が放送されてて、
「ゲホゲホゲホッ」「God、help me〜〜!」とか延々聞こえてくる。
最初はリアルだなぁ、とか感心してたけど、だんだんヘコんだきた…

さて、3時になって、ツアー開始。
牢獄を見て回るだけかと思いきや、アトラクション色が濃い。
1人の男の人が芝居をしながら案内をしてくれました。面白い!
サイレン鳴って「●×が逃げた!お前ら壁に1列に並べ!」とビックリさせられたり。
牢獄の中には人形があって、めちゃ雰囲気漂ってます。
人形の表情が実に暗くて、陰鬱で、痩せこけてて、絶望的で、この世の終わりみたいな顔してる。
見ごたえたっぷりなところでした。


独房の中に入れます。この人形、もうすぐ死刑?なすごい形相

★ガイドブック要注意の、ダニエルじいさん★
何とかの歩き方の、エディンバラのページに、この人物に注意、という投稿記事がありました。
その名もダニエルじいさん。日本人が好きで、自宅に日本人を誘うらしい。
無害な人物のようではあるけれど、女の子は注意するにこしたことはないねって内容。
その、ダニエルじいさんらしき人物に遭遇!
ちょっと一緒に歩こうか、とロイヤルマイルに交差して存在するわき道クロースを案内してくれた。
ステキな眺めだな、と思ったら。ダニエルじいさん、夕日を浴びてドラマチックモードON。
ハグするも、あまりにもギューッとするから、じいさんの出っぱったおなかに
圧迫されて、くっ苦しい!!じいさん、タップしてるのに気づいてー!
「日本に婚約している彼がいるの」と適当なこと見繕って、この場を去りました。

それにしても今日はよく歩いた……。

=24th day 10/1=
★エディンバラ散策/午前★

今日はおととい行かなかった場所へ、行ってみた。
エディンバラ大学へ潜入。立派な大学だなぁ。若者がウジャウジャじゃ。(当然)
普通の学生のフリをしてたけど、私、絶対怪しい。
ニュータウンへ向かう道中、エディンバラ城のふもとを通過。デカイ!
ニュータウンはリッチな雰囲気が充満。高級感ある店や格式高そうなホテルなどなど。
ネルソン記念塔のあるカールトン・ヒルへ。ここからの眺めもステキです。

ロイヤルマイルに戻って、スコットランド土産を買います。
チェックのマフラー、スコッチウィスキー(重いよ〜)。
その後、土産物を宿に置いて、昼ご飯食べて、ちょっと休憩。

★リビングストン・ノース/午後★
午後は、ガイドブックに載ってない街に行こう、と時刻表を広げて、行く先を検討。
エディンバラから20分くらいの、LivingstonNorthという駅をチョイス。
「リヴィングストンて、探検家の名前でしょ、その人の名前にちなんでつけたのかな?
きっと穴場な町だろう。ここから近いし!うん。」と軽く独り言。

さて、駅に到着であります。車両から降りて初めて気づいた事。
……単線だ…。かなり田舎なの!?
街に出ると、まず1番最初に目に飛び込んできたのが、大型スーパーSAFEWAY。
よし、街を散策するぞ、と歩き始めると…あれれ?民家しかないぞ。
歩けど歩けど、民家ばかり。商店街もなければ、店もない。
案内標識があったけれど、その表示内容は病院はコッチ。
観光客もいなけりゃ、現地の人もあまり見ない。思いっきり、郊外の住宅街であった…

これは、引き返した方がよさそうだな、と思ったころには、ラウンドアバウトを2つほど
越えた所で、東西南北、上下左右が分からなくなってしまっていた。
引き返してるつもりでも、この道、覚えがないぞ…?
人に道を尋ねようにも、人が通らない。ヤッバーイ!
でもまぁ帰巣本能がちゃんと働いてくれたみたいで、何とか駅に戻る事が出来ました。

★ハギスを求めてパブに潜入★
羊の肉の腸詰、スコットランド名物ハギスを食べたくて、よさそうなパブを探索。
ウロウロして、雰囲気のよさそうなパブを探し、THE WORLD ENDというパブに決めました。
パブ初体験です。ソワソワします。日本にいても居酒屋に一人で出入りしないんだもん。
キョドりながらテーブルについて、店員さんを呼んで、オーダー。「ハギス、プリィズ」
「DRINK?」「あ、そっか。えと、ウォーター、プリィズ」
私は見逃さなかった、店員のお兄さんの「水かよ」という顔を…
だってだって、ビール、ハーフパイント飲める自信なかったんだもん…

少し待ってると、感じのよいお姉さんが料理を運んで持ってきてくれました。
ここのハギスは腸詰にはなっていませんでした。でも味はそのままなんだろうな。
肉の臭みとクセを消す為に、スパイスをふんだんに使っていて、独特の味がするって。
だからかな、少し胡椒辛かった。でも、マヨネーズつけたりして、美味しく頂きました。

食べ終わって、パブの様子を見てると、「エニシン エル〜ス?」と聞かれたので
チョコのファッジケーキ。クリーム添える?と聞かれたので、お願いしました。
甘〜いクリームをケーキに染み込ませ頂くと、もう昇天の美味しさ。贅沢〜。
溶かしたてのチョコと暖かいケーキ、甘いクリーム。うっとりであります。
しかし半分食べると(2個あったので、半分とは1個のこと)まさにWORLD ENDが見えてきた。
く、苦しい……ゲップ


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