= 1st day 2/7 =
★関空発★

いよいよ出発なんだけど、つい数日前まで卒論の口頭試問だとか何だとかで
旅行に行くという実感が湧かない。
そう、今までは自分で旅の行程を考えて荷物も最小限の物ってパッキングしてたけど
今回はツアー、日程はオマカセだし、荷物だって最小限にしなくったって苦労はしない。
「自分で」という行為がない分、実感がないのかもしれない。
団体行動は出来ないって人間ではないけれど、旅行に関しては、ダメだ。
「はい、こっちですよ、あっちですよ」「夕食は○○をお召し上がりください」って
何から何まで決められていてホイホイとついて行くのがどうも…
自分としては今まで優等生ぶって生きていた反動もあるかと
なんて思って関空までのび美と電車に乗ってると、バックパックもった外国人男性が。
いいなぁ、バックパック、デカリュック。羨ましい。
私ゃ借りてきたスーツケースが大きすぎて、半面もてあましてるって言うのに、
ぎゅうぎゅう詰のバックパック、いいなぁ。貧乏旅行の勲章やね。
前日のパッキングから「リュックサックがいい症候群」でした。
そんなこんなで関空着。団体受付します。ツアーってこんな感じでチェックインするんやね。
このツアーは添乗員つきです。イヤホン(ガイド用)もついてます。
荷物を預けてから気が付いたのですが、財布に入っているもの以外の
現金を全てスーツケースの内ポケットに入れっぱなしだった!!!!ぎゃー!
私としたことがっ!かなり青ざめました。何事もなくマドリッドに届きますように!

★フィンランド航空★
今回利用する飛行機はフィンランド航空。(もち、ヘルシンキでトランジット)
イメージカラーは青のよう。アテンダントの制服がオシャレだなぁ。
機内食はとっても美味でした。サラダが特に!今までの機内食でNo1だなぁ。
10時間近く乗って、ヘルシンキで乗り継ぎ。
EU内シェンゲン協定を結んでる国では、トランジットで入国審査を済ませることが
できるようです。実は初めて知りました。
イギリスはこの協定に入ってないので、こんなケースは初めてです。へぇボタン連打。
入国審査官が日本語で挨拶してくれたのには嬉しビックリ。
ちなみに空港のお土産屋さんは、やはりムーミンとサンタグッズが目白押しでした。

窓の外は真っ白。針葉樹に白い雪、低い雲。寂しげな空気。でも私は好き。
どんよりとした空模様なのに、北欧という土地ががステキな景色に変えてしまっている。
おそらく現地の人達にとってはなんのこっちゃない、日常的な景色なんだろうなぁ。
このマドリッドへ飛ぶ飛行機は一旦ストックホルムにも寄りましたが、
機内待機とあって、ぐっすりすやすや眠りこけてしまいまいした。
ふと目を覚ますと、外は夕焼け。日が落ち、その方向がピンク、オレンジの色に。
白く見えた所がだんだん暗色を帯びていく。
飛行機が高度を下げてきた。暗くなった地面にオレンジ色の光。
それがかたまっているのは人々が暮らしている証拠。街。それを結んでいる光は道路。
点在する光のかたまりの繋がりは、人々の繋がり。
そこに降りたら、そこはどうなっているのだろう。
ひっそりと静かなのだろうか、それとも夜だというのに人が行き交って賑やかなんだろうか。
そしてここはどこの街の上空なのだろう。

★マドリッド★
着いたぞー!長かったー!でも夜だから真っ暗で、何も分からないなぁ。
空港に着いたらそのまま貸切の観光バスに。
荷物は全部ポーターさんがやってくれるって。
味気ないなぁ、と思うのは私だけ?ベルトコンベアーから自分の荷物がやってくるまでの
ソワソワ感とか、あんなのが「あぁ、飛行機乗って降りたんだなぁ」てならないかしら。
モスクワ着いた時、自分のリュックが一番最初に出てきたのには感動しましたよ。

バスはずっと同じドライバーさんが運転してくれます。よろしくお願いします、
アントニオさん。
夜のマドリッド。窓の景色は王宮らしきお城が見えたりゴヤの像があったりとステキですが、
バスを降りたらば危険な香りがプンプンします。
やはり観光バスから(高級)ホテルに移動する際は気を付けなければね。
泥棒に狙われてしまいます。というか、私達のツアーの人が狙われました。
私がホテルに入ったと同時に絹…布団カバーを裂いたようなおばさんのけたたましい悲鳴。
びっくりしました。どうやら未遂だったようですが、
ガイドさんと添乗員さんによるイマイチ遠足気分の抜けないツアー客の為の
説教にも似た「外国は危険だぞ」レクチャーを受けました。
泥棒するのはスペイン人ではなくて、出稼ぎしてきたけど仕事がない
ハンガリー人や何とか人や何とか人だから、気をつけて、との事。
んな、区別つくかい!!!!

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