カタコト会話deルーマニアの旅。


★7/30 午後は思いっきり★

【ランチ】
11:30かぁ。ちょっとネットカフェ寄って、ホテルに戻ろう。
で、フロントに部屋はどうなるか確認してみた。すると
「Your friend payed for 2 rooms.」ん?
2部屋頼んだってコト?それとも2晩分払ったってコト?

とにかく2人に聞いてみよう。
しかし、2人は外出中だった。
そのかわり、ロベルトの署名がついた追加レシートが部屋にあった。
最初の1泊はアントニオの署名だったから、
ロベルトがこの部屋を1泊延長させたコトになる。
なーんだ、彼ももう1日滞在するのかぁ。

じゃぁ荷物はこのままでOKということね。
そうと分かればさっそくランチタイムじゃ〜。

昨日ロベルトとスパゲティを食べたオープンカフェに行く。
着席や注文やお勘定(テーブルチェック)に不慣れなので、
一度行った事のあるお店は落ち着ける。
とは言え「いらっしゃいませ、おタバコ吸われますか?お席にご案内します」
がないと落ち着かな〜い。
ついつい「ここ座っていいですか?」って気持ちになってしまうわ(^^;)

今日のメニューはサンドイッチ。これならパスタよりは軽いでしょう♪
と、思いきや!!
サンドイッチもデッカイ!仰々しくフォークとナイフがついています。
ねぇ。サンドイッチはサンドイッチ伯爵がトランプしながらお手軽に
食べられるように開発(?)したファーストフードじゃありませんこと?
デザートとか頼まなくてよかった。本当におなかイッパイ。苦じぃ〜。

【クレツスク教会】
未だに言えません。クレツスク教会。噛みそう…。
あまった午後の時間を、観光にまわす。
教会はブカレストの中心部。
典型的なルーマニア正教の建築様式らしいのですが、
ここはとっても静まり返っていて…いや、閑古鳥が鳴いていると
表現してもいいんじゃなかろーか。
 
壁画はだいぶ色あせてしまっている様子。レンガのような茶色に、黒に近い深い紺色。
描かれた当時はもっと色彩が鮮やかだったんだろうなぁ。

【国立美術館】
宿泊先&教会の近くにあるMuseul National de Arta 国立美術館へGO!

兵隊さんが監視しているのにビックリ!最初はここが美術館であることを疑ってしまった(^^;)

今は特別展示でフランス美術をやっているようだけど、
私はルーマニアのコレクションが見たいので、特別展はカット。

受付でチケットを買うぞ。頑張ってルーマニア語だ!
「ウン ビレット ペントル…うーんと、ヌマイ ロムニア…バ・ログ」
「English is better?(英語の方が分かる?)」
「イ、イエス…(´Д`;)」

ルーマニア語、玉砕。でも、ルーマニアに興味を持っているのは分かってもらえた♪
「フランス展は見ますか?」
「いいえ、見たいのはあなたの国のコレクションです」
「そうですか(^ー^)」

チケットを買ったら、教えてもらった通りの順路を進みます。
宮殿を改装したとあって、廊下が大理石!?
でも近代的にスッキリと博物館らしくされていて、展示品が見やすい。
宗教美術、宝物の山!まばゆいばかりでございまする!

最初に目に飛び込んできた宝物は、台にダークカラーを使って金が栄える演出。
思わずゴクッであります。
チャウシェスクのゴタゴタで美術品が消失しちゃったんじゃない?って
イメージがあるのですが、さすが国立!収蔵品は素晴らしい物ばかり★

司教とかかな?高い位の聖職者が着たと思われる衣装も豪華絢爛。
同じ材料で同じものをあつらえたら、いったいいくらくらいするんだろう?
しっかしまぁデカイですなぁ〜(なぜか小枝口調)
昔のルーマニア人はそんなに大きかったの?それとも権力の象徴として?
聖書(写本?)もロシアのクレムリンで見たのと同じくらい美ゴージャス!

そして一番見ごたえがあるのが、アルター!!!
アルターってのは祭壇のようなものでしょうか。
教会の奥にあって、正教会ではアルターより奥は司教しか入れない(みたい)。
空間を仕切る壁のように大きいです。

とっても細かい木彫り細工。小窓にイコン(聖像画)。
ところどころにイコンが欠けているのは革命の動乱で消失したのかな?
圧倒的な存在感を放っていました!

さて、ルーマニアンギャラリーの次はヨーロッパギャラリー。
(ルーマニアコレクションのチケットでこちらも入場可能なのです)

この美術館が収蔵しているヨーロッパ美術を展示しています。
こちらのギャラリーの係員は親切なのか暇なのか、
こっちこっちと順路を案内してくれた。

こちらは作品の配置が分かりやすい。
展示室の目玉がどの絵か、シロウトでも一目瞭然という按配。
まるで絵のボスのようにどーんと構えている。

ビックリしたのが、スペインの画家エル・グレコの作品があったこと!
色の使い方が独特で迫力があるので代表作はもちろん印象に残っているし
知らない作品でも、その作風からすぐに彼のものだと分かるのですが、
いやぁ、ここブカレストでもお目にかかれるなんて!感動!

出口は階段の中央に赤い絨毯。
ここで「シンデレラごっこ」ができそうです(笑)
踊場にはルーマニアの王様・カロル1世の大きな肖像画がありました。

2時間くらい過ごしたかなぁ。
割と早足で見て周ったつもりだけどあっという間でした。
館内は静かで快適
静か過ぎてスニーカーの底のキュッキュッって音が響きまくりで
恥ずかしかったけれど…。

※…博物館、美術館は展示品の劣化を防ぐために
一定基準の温度・湿度を保っています。だから、どの季節も展示室は快適。
散策で疲れたら絵を見ながらゆっくり過ごすのもオツでございます♪




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