カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/3 いざ、出発★

【蚊に刺されて四谷怪談2人娘!!】
この日は全然寝付けなかった。蚊の飛ぶ音と痒いのが気になって気になって。
前の夜はなんともなかったのに、なんで昨晩は…

プレイバック。

昨日8/2の夜は遅くまでベランダで話しこんでいたのです。
話していた相手は、同じ部屋に泊まっている日本人の女の子。大学4年生。
私と同じような習性をもっている子だった。

貧乏旅行@ヨーロッパが大好き!
大学出たらもうこんな旅行はできないんだろうなぁ…
卒業するのヤだなぁ〜。

大学4年の私と同じ事を言っていた(笑)
同性だし年も近いし、何といっても日本語だから
ストレスを感じずに話せて会話が弾む弾む!

これからの予定を聞かれたので「ここから北上してモルドバへ。」と答えた。
私もこれからドコへ行くか聞いてみた。
「えっとぉ、この近くにあんまり知られてない小さい国があるんですけどぉ…」

え?モルドバより小さくてあまり知られていない国?ドコ?気になる!
「もしかして…トランスドニエストル?」
「それ公認されてないトコじゃないですか〜」
※…モルドバ共和国、ドニエストル川以東にできたロシア系の自称・独立国家
「えー、ウクライナは割と有名だし…グルジア?」
「ちょっと遠くなった。もーちょい西」
「えーえー、ベラルーシ?」
「行きすぎ〜」

ど、どこだ??
「えー、わかんない。答え教えてー」
「モルドバ共和国って国がルーマニアの隣にあるんですけどぉ…」
「ぁあ!さっき私が言った『モルドバ』はその『モルドバ』!」
「ルーマニアのモルドバ地方じゃなくて、共和国のこと言ってたんですね!」
「私昨日ビザとってきたんだわー!」
「まぢですか!?私まだなんですけど、見せてください〜」
「ほら、これこれ〜」
「わ〜!!!モルドバは何見ます?」
「まずはティロン…だっけ?あの青い聖堂♪」
「あー、あれ!まぢキレイですよね!!早く実物見たーい!」

…とまぁこんな感じで旅行話や就活話で盛り上がり、
明かりをつけて窓開けっ放しだったので蚊が室内に入り込んできたってワケです。

2人して目の上刺されて四谷怪談状態(笑)
「目の上刺されてさぁ…ホラ、ここ見てぇ」
「うわぁ〜 と思ったら、私も同じトコやられてましたよー」

私は今日でブラショフを発つので、彼女とは今日でお別れ。
一期一会とはよく言ったものです…。
お互い女1人で偏狭の地を目指すので「お気をつけて、よい旅を☆」
小柄だけど度胸の据わった子だったなぁ。

【バイア・マーレまで】
ルチアおばーちゃんに置手紙を書いた。
ルーマニア語の会話集のフレーズをピックアップして。
最初は枕元に置いておこうと思ったけど、手渡しすることにした。
なら口で言えよって話ですが、うまく伝わらなかったら困るので。

帰る時に鍵を返す。一緒に手紙を渡した。
ルチアおばーちゃんはすぐに読んでくれた。
いつも陽気でおしゃべりな彼女が涙ぐむので、思わず私も涙腺がぁあ〜

世話焼きな彼女らしく、「バス停は大きなスーパーの前よ、4番バスよ、4番」
前と同じように財布とパスポートをちゃんと隠しているか確認して、
お別れのハグ&キス。
玄関を出た後、1度振り返って手を振った。でも、それ以上振り返るのはよそう。
あぁあー、気分はウルルン滞在記のラストシーンだよぉ〜。

駅で切符を買う。
どうやら方面(目的地)別に窓口があるようだ。(昨日学習した)
まず、この列でバイア・マーレ行きの切符が買えるか
並んでるそこのお姉さん(何となくジモティと思った)に聞いてみる。

 マ・スクザッツィ(すみません)バイア・マーレ?
 Yes.
 ムルツメスク(ありがとう)
 Oh,you know Romanian!?
 プツィン(少し)
 Where are you from?
 スント ディン ジャポニア(日本から来ました)
 Mmm…nice!

嬉しい会話だった。
何しろ路上で初めて成り立ったルーマニア語の会話ですから!
無事にバイア・マーレ行きの切符も買え、ウキウキでホームへ移動。
水と非常(?)食のお菓子を買って列車を待つ。
そこで偶然ガブリエルに会った。いい人なんだろうけど…やっぱりこの人ちょい怪しめ(笑)



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