= 5th day 2/11 =
★サン・クリストバル展望台★

グラナダの早朝、サン・クリストバル展望台にて町を一望。
真っ白な壁の家々、所々のぞくヤシや糸杉の緑色。山にはジプシーの洞窟。
ステキだなぁ。

糸杉は、根っこが真っ直ぐ伸び、また幹そのものも
真っ直ぐ空に向かって伸びる事から、天国へ行くという連想で、
お墓にも植えられています。
現地の宗教観というか、生死観を垣間見たような気がしました。

グラナダとは、スペイン語でいちぢくという意味だそうで、
市のシンボルマークはいちぢくの果実。かわいらしいなぁ。

真っ青な空。すごく天気がよかった日でした。


★憧れの赤い城★
世界で最も美しい城の一つ、アルハンブラ宮殿 へ。
私はこの宮殿を見るためにこのツアーにしたようなものです。
(のび美はバルセロナ、私は南スペインの観光を所望するも大抵のツアーは南北どちらかを半周)
ユーモア溢れるガイド・アンドレイさんに率いられて、城内を見学します。

もう、もう、美しくてしょうがない!
童謡浦島太郎「絵にも描けない美しさ〜♪」とは、この事だ!!!間違いないッ!
細かい幾何学の彫刻には職人技を感じて溜息。ほぅっ。
しかし何と言っても一番インパクトあるのは、オアシスをイメージしたプールの庭。
白と青がこんなにもくっきりと浮かび上がって、水に白が映ってる、
ここでしか見られないような情景。
こんな美しいものを見られるのも、王様の特権だったんだなぁ。

水面にくっきりと映る城。もうこれは芸術です


イスラムの王様の特権と言えば、男子禁制、ハーレムですね。
ハーレムのあるライオンの間は、あまりにも有名。
昔はここでメスライオンの戦いが繰り広げられていたんだろうか…
女はいつの時代も恐ろしいからねぇ…

ここに美女が住んでいました。王様のオアシス、男の憧れ(笑)


王様が按摩をしてもらうお風呂もあります。
中には入れませんでしたが、外観を見ることはできました。
屋根はドーム状。窓がついていて、朝は東、昼は南、夕は西の窓から差す光を
照明にしていたそうです。
【Q】では、ここでクエスチョンです!このお風呂場、夜の間はどうしていたでしょうか?
(ミステリーハンター気取り)
【A】単純な話、使わなかった。

★サスペンス@ヘネラリーフェ★
ヘネラリーフェとは天国の…何とか(忘却)。
王様の別荘です。キレイに手入れされた糸杉、色とりどりの花。
まさに楽園のようです。
しかし、私はその素晴らしさが頭にあまり残っていません。
衝撃的な人物を見かけた事によって。

その人物とは…サスペンスの帝王船越英一朗
びっくりであります。
小高い丘の上の塀越しだったので、遠くて小さくしか見えなかったけど、
まぎれもなく船越。のび美も私も他のツアー客も大興奮です。
手を振ってくれました。何ていい人だ。今日からファンです。
ドラマの撮影中だったようで、スタッフの人が3/23(火)に放送するから見てくださいね、と。
へぇー!火サスの撮影で海外って、すごいよね。サエモン的タイトル予想。
 「ハーレムに渦巻く女の陰謀・アルハンブラの思い出殺人事件
    〜情熱のスペイン・バレンシアオレンジに隠された謎〜」
実際のタイトルは松本清張原作「黒の回廊」でした。
私達が遭遇した場所は犯人が殺人の動機を語るシーンの撮影のようでした。
運が良ければ共演の京本正樹も見れたかもしれません。
いやぁ、スペインに来てエライもん見ちゃった。へへへ。

★私たちらしい自由時間★
アルハンブラ宮殿を見た後は、組木細工のお土産屋さん。
可愛い焼き物を友達のお土産に。
その後、市内で自由時間。…と言っても30分しかないのが不満であります。
他の人はブランド品を買いに行くかスーパーだったのですが、
私たちはどうしても地元のお菓子屋さんやパン屋さん雑貨屋さんに行きたくて、
他のメンバーとは別行動をとりました。

まず2人の目が光ったお店は、お菓子屋さん。
店員は日本語を喋らないので嬉しいです。頑張ってスペイン語。
店員さんがとても感じのよい人だったのでさらに満足度UP。
こういう小さなお店を巡るのが大好きでしょうがない。

★街を観察★
バスで通りを行くと、徒歩で移動するよりよく待ちの人を見ることができる。
子供で今流行りなのがキャリーバッグ(コロコロひくスーツケース状のアレ)のようだ。
そして必ず親が学校の送り迎いをするそうだ。
子供が誘拐されないようにという安全対策。
スペインやイタリアなどでは、子供を誘拐して身代金を要求する会社のような組織があるらしい。
マフィアとはちょっと違うのかな?どちらにしても、危険だ。
パパもママも仕事があるから子供は鍵っ子、ではなくきちんと送り迎いするところに、
スペイン人の心の余裕というか、豊かさを感じた。

★バス移動★
さて、今度はバルセロナに向かって南端から北端まで大移動です。
アントニオさん、重労働です。お疲れ様!
とは言え、半日でバルセロナに到着するのは無理。
アリカンテという地中海沿いの街に今夜は宿泊です。
途中、休憩を挟むのですが、そのドライブインでステキなおばさんが私たちをお出迎え。
どこで覚えたのか、日本語(商売用)が上手。
安いよ、美味しいよ、買ってって!しつこいくらい商売熱心。
なのに鬱陶しくないのは何故だろう。そこがラテンなゆえんなのだろうか。
この店で面白いお菓子をいくつか発見しました。

こんなん舐めたらなくなるまでどんだけかかんねん!17ユーロ。


★アリカンテの夜★
暗くなって、ようやく今夜の宿に到着です。
今回のホテルはポーターがいないそうで、他のツアー客はちょっと不安がってみたいですが、
私はポーターがいる宿に泊まったのがこのツアーで初めてなので、
むしろいる方がヘンな感じでした。
スーツケースを自分で運ぶのは大変だけど、やっぱ自分の荷物は自分でってのが
ちょっとした旅のマイポリシーなので。

チェックインした後、ディナーへ出かけます。
レストランに向かう途中、立派な古城が目に飛び込んできます。
城の名前はサンタ・バルバラ城。
スコットランドのエディンバラ城に劣らぬほどに
断崖絶壁にそびえ立ち、夜はライトアップされて圧倒的な存在感。
古城マニアのび美の目が光る光る。

ディナーはカスティーリャホテル内のレストラン。
楽しみにしていたパエリアはとっても美味。
ツアー客全員18人分の量を炊いたパエリア鍋はそれはもう大きくて重そう。
直径60センチくらいはあったんじゃないかなぁ。

じゅるり…具沢山であります。真っ赤なパプリカがお気に入り


このホテルのスタッフに超イケメンを発見。
スペイン人お約束の濃さはあるものの、堀の深く整った顔、まさにイケメン。
ホテルを出る時、彼の「adios」の一言に初恋乙女のドキドキを感じる2人でありました。

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