Go Go Winter VLADIVOSTOK!! ◆ウラジオストック2日目 2/11 その1◆ ナメていた、ウラジオの冬をナメていた…。 -17℃の寒さをナメきっていた……。 昨晩、買出しに出たときは「あ、なんだ、そんなに寒くないじゃん」なーんて言って 手袋せずに素手で出かけても平気だったのに、 今朝は出発30秒で指先がジンジンしてきた!! このとき装着していたのが、なんと薄い白手袋のみ! (鑑識とか、タクシーの運ちゃんとか、学芸員とか、ヴィトンの店員とかがするアレ) アホか、ワタシ!! 何をトチくるって厚手の手袋をホテルに置いてってしまったのだろう…。 氷水にずっと手を浸けてると次第に「ぅあ〜っ」てなる、アレがずっと続いて逃れられん。 悲惨である。 痛い、痛いぞ!!!!! 極寒て、こういうコトだったのか!!厳寒て、こういうことだったのか!! 顔もこわばって固まって硬直してマミムメモが言いにくいし。 ほっぺがピリピリするぅぅ。例えるなら、細〜い氷の張りで出来た乾山をあてがっている感じ。 手に至ってはもうコメントができない。痛い…(T_T) とは言え、胴、腕、脚、足は防寒対策は正解だったようで、こちらは寒さに耐えられました。 帽子と耳当ても必須だなぁ。無いと痛くて痛くて大変だぞ… ★まずはウラジオストック駅まで足をのばしてみる★ ウラジオストック駅。バスやらトラムやらタクシーやらで賑やか(というかごった返し?) ホテルは駅近くと大変立地条件の良いところでした。(さらにコンビニ(?)も近い♪) なので、まず見るのはウラジオストック駅に決まりでしょう。 長い長いシベリア鉄道の始発駅。ここからロシア横断の旅が始まるのです。 立派な西洋建築。ナントカ式ってのがあるんだろうけど、よく分かっていない。 よく分からないなりにも素敵な駅舎でした。 すでに寒さにネを上げたサエモノフとアンジョレンスキーは駅の中に入ってみる あ、入るだけならチケット購入不要。 チケットは駅舎の中のカッサ(会計、チケット売り場)で買うので。 ジュースやお菓子類をつまめるスタンドもありました。 ロビーの天井がとても高く、美術館のようなたたずまい。 「え?これが駅?」って思ってしまうくらい立派! ★誰もいない革命戦士広場★ ウラジオストック駅から革命戦士広場まで移動。 途中、海が見れる場所(といっても、何かの建物の裏なんだけど)まで出てみる。 おや、凍ってないぞ。船も動いているようだ。 さて、ちょっと道に迷いながらも革命戦士広場に到着。 (こんなに近いのに、ナンデこんな細い道で遠回りしたんだろう…) 広場だから広いぞー。しかも誰もいないから余計に広く感じるぞー。 だからよけい寒く感じるぞー。 高々と旗を掲げる記念碑。ぅ〜ん、立派だなぁ。 そういえば、ロシアってどこにでもレーニン広場があって、どこにでもレーニン像があるのに、 見かけなかったなぁ…。どこにあったんだろう?それとももともとないのかな? ★潜水艦C-56★ ウラジオストックには、陸上に潜水艦がある。 間違ってもゴゴゴと陸から移動して海に潜るのではない。もろ展示。 中に入ると、さっそくカッサのおばちゃんが待ち構えているので入場料を払おう。 ここで両替したてのルーブルをだすと「釣りはないわよ」 なぬー!? お釣りぐらい用意してちょうだいよ〜。 ぇぇ?諦める?という顔でコソコソ2人で相談していたら、オバチャン、もそっと動いた。 すぐそこにいた現地人と思しき青年に何やら話して……あ、両替してる…。 さすが、ロシアの相互扶助の精神! 中はまず、ウラジオストックの海軍関連の展示品。 将校バッジや制服、何かの大会の賞状・メダル。 どうやら大会は外国も参加の国際大会、もしくは親善試合のようだ。 果たして何を競技したのかは謎。はっ、もしかしたら友好の印?感謝状? ああ、ロシア語ちゃんと勉強しておけばよかった…。 ロシアは冷戦の親玉だったんだ、というのが分かるような 「アメリカが嫌っていそうな国」の名前が並んでいたのが印象的。 敵の敵は味方なんだなぁ〜。 さらにすすむと、潜水艦そのものがみれる。操縦室。 にわか興奮するが、後から中国人ツアーがやってきたため人目を気にして 思うようにはしゃげず。 通信室の様子。狭そ〜。 もう1つ仕切りをこえると水平の寝室。 (この仕切り越えがぎっくり腰には大変な作業。マンホール大の横穴をくぐるのだ。ぐぇぇ) 寝室といっても、スペースを無駄にしない(できない)潜水艦だから、1人1部屋なわけがない。 ハンモックがギッシリ。男ばっかりで、こんなにぎっしり?ぅえぇぇモサい… 私だったらストレスでハゲちゃうかも…。 C-56の近くに大砲があります。海軍的臭いだ。 って、CCCPのロゴ帽子かぶって写真とったら、ミリタリーマニアみたいじゃん; ★フェリー乗り場★ 次は、フェリー乗り場へいってみる。 実際にフェリーに乗って対岸の港まで行ってみたかったのだけど、運行は5時らしい。 残念。ここでトイレ休憩(1人6ルーブル)して、市内地図(45ルーブル。)を買う。 ちょっと暖をとってから、また外へ。寒くてたまらないのだ。 ★衝撃のグム百貨店★ グム百貨店って、モスクワだけじゃなかったのね、なんて感心しながら、入ってみた。 モスクワのグム百貨店は高級ブランド的なショップが入っていて、ロシアで一番洗練された 印象があった。…ので、コギタナイ格好の私たちは入るのをためらい、結局入らなかった。 (今思うと、なんて持ったいないことしたんだろう…) で、今回、せっかくだし、ウラジオのグム百貨店に入ってみた。 頭には白を基調とした、高級感あるあのグム百貨店@モスクワが浮かんでいた。 が。 暗い、暗いよ〜。 まるでアパート(もしくは学校でも)を改装してできました、という感じ。 なんでこんなにどんよりと暗いんだ…。(特に衣料品コーナー) 今時の田舎の郷土資料館のほがよっぽど明るいよ。 服を着ているマネキンも、何年前の顔だ?う、売る気あるのかなぁ…。 ★ケーブルカーに乗って鷲の巣展望台…から始まったプチ冒険★ 次は鷲の巣展望台だ。ケーブルカー好きのアンジョレンスキーが楽しみにしていた 観光スポットの一つ。ウラジオの街を一望できるのはさぞ気持ち良いだろう。 さっき買った市内地図には展望台の位置が分かりにくいので 「地球の以下省略」の地図を見てみる。 「歩いていけなくもないけど、ちょっと遠そうだよね」 「トラム走ってるし、乗ってみる?」 そんなノリで、ヒョイとトラムに乗ってみた。確か1人一律5ルーブル。 このトラムがちょっとしたハプニングの元になろうとは、思いもしなかった。 ガタゴトとかなり揺れるのでそれ相応の騒音が会話を妨げる。 そして壁にもたれかかるとドコドコと体が揺れる。お"お"お"お"お"…。 なんて、トラムの旅を楽しんでいるのもあっという間。 「この辺で降りなきゃね」といそいそとトラムを降りる。 駅も目印もロクにないので、いつどこで降りればいいかわかんないもんだから、 もうカンでいくしかない。←これがそもそもの間違いだった。ちゃんと誰かに聞かなあかんね。 大学を目印にしていたんだけど、どれが大学かわからない。 「なんとなしにアカデミックで立派気で大きな建物を見たら降りろ!」であった。 しかし、それが大外れ。 ちょっと郊外で降りてしまった。……。 しかし、最初は少しオカシイナなんて思いつつも進めば分かるさって前進。 アスファルト舗装の無い道、郊外に出たっぽくて不安を煽る。 郊外だと分かったのは、通りすがりの人に地図を開いて道を尋ねた時だった。 「今ドコデスカ?」地図を見せる 「えっと、ここよ」地図上を指差す。予想より遠くまで来ていた。 「バ、バスはドコデスカ??」ちょっと動揺。 「この辺りにバスが走っているわよ」ゲ、結構歩きそう… ここでトラム乗ってきた道に引き返せば分かりやすいだろうに、 何故か迷う事なく教えれた道順を選択。 腰が重くて痛いよ〜なんてどんよりしつつ、進んでいくと団地が見えた。 人の気配がしなくて、ひっそりとしている。 坂を登っていたので、結構高いところにいるようだ。 公園のような団地の広場からウラジオの街が見えた。おお! それからもうすこし先にすすむ(むしろ登る)と、民家がみえた。 なんだかこの辺りから家畜の臭いがする(しかしその姿は確認できず)。本当に大丈夫か? 近くにいたオジサンが「車なら、コッチに進むとあるぞ」と教えてくれた。 コッチと指差したその道は、どー見ても小径。しかもまんべんなく氷が張っている。 勾配はけっこうあるし、こりゃ転ぶぞ…。 ぎっくり腰のサエモノフ、正直ビビる。 えっちらおっちらと坂を進んで、ちょっと転んで、さらに進んで、 遠くにアスファルト舗装の道路が見えた! バスは近いぞ!! もう少し頑張る。すると… 目の前にガソリンスタンドとスーパーが見えるじゃないか!! 人の往来があるじゃないか!!車の往来もあるなないか!! 私たちは助かったんだ〜(T▽T) ちょっと「生還」の気持ちを味わったりした。 |
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