AMAZING COUNTRY モルドバを歩く


★8/12 大いなる勘違い★

【おなかが…】
えっと、今から我が身に起きた身体的危機について話します。
「さえもんは可憐でかわいらしい人だろう」と思っている人は回れ右(笑)

朝起きてトイレいったらね……下痢だったんです。
おなかは痛くないけど、おへその下あたりがずーんと重くて、身体がだるい。
昨日食べ過ぎたんだろうか?…いや、そんなに食べてないよ。
いけなかったのはピロシキ?お惣菜?

それとも水道水が合わなかった?
モチロン水道水は飲んでません。
だけど歯磨きや野菜を洗った水で当たったという話も聞いたことあるし…。

うーん……。

【アウトガラへ】
薬を飲んで少し落ち着いてからチェックアウト。
ずっとココにいるのももったいないし…と思って(^^;
今日の観光目的は問題の(?)川を挟んで向こうのTrans Dniestr沿ドニエストル共和国。
でも日帰りね。ぎりぎりモルドバ側のベンデリーに泊まるつもり。

アウトガラへ行ってベンデリー行きのバスを探す。
チケット売り場みたいな所に「ティラスポリ、ベンデリー」と書いてあった。
どちらもキシナウから東。ティラスポリは沿ドニエストルの首都。
ヨタヨタとチケット売り場へ歩み寄ったらオッサンがものすごい勢いでやってきた。
「ティラスポリ!?ベンデリー!?」

「ベンデリー」というより「ビェンデリィ」だった。
ちょっとベタベタッとした発音。
このノリのおやっさん、どこかにいたような…
!!
ヤシの乗り合いタクシーだ!同じノリだぁー!
今すぐにでも出発するようだ。運賃を確認。25レイ←妥当かどうか分からず
あれよあれよという間に一番後ろのシートに座っていた私。
もちろん乗客は地元民ばかりで旅行者はいない。

【ガイドブックはよく読みましょう】
街を抜けるとキシナウ空港がチラリと見えた。
外見はガラス張りっぽく見えたけど、それほど大きそうではなかった。ぱっとみね。
日本で言うと地方空港くらいの規模かな?

道路脇にはスイカ売り。ルーマニアでも見た光景だ。
ここらへんでもスイカは夏の風物詩なのね♪

と、のんきに車窓を楽しんでいたら、軍服っぽいものを着た人が数人管理する
なにやらイカツイ所にさしかかった。
フロントガラスの向こうにはゲートっぽいもの。
そしてストップの標識が。ん?
???
こ、これは……国境???

あわててガイドブックを確認。
……(゜ロ゜;
きゃ―――ッ!しまった!!ベンデリーは沿ドニエストルの街だったぁあぁああ!!
ПМР」の看板がバッチリみえる!←ПМРって沿ドニエストルのこと。
ベンデリーはドニエストル川西岸ではなく東岸の街だったわ…。
あきらかに沿ドニエストルのページに乗っていたわ…。
ぁあぁぁあ「ご利用は計画的に」。大いなる勘違いをしていた…。

銃を持った兵隊さんが目に映る。
国境では60ドルもの賄賂を要求されたり色々モメたりと
面倒な噂をネットで耳にしていたので、小心者の私はガクガクブルブル。
いや、ここでビビっていてはいかん。不審者だと思われる〜。
いたって平静を装わねば…でもビクビク。

パスポートチェックとかどーなるんだろう…と思っていたら難なく通過。
特に入国審査のような質問をされることもなくマルシュルトカ(乗合タクシー)発進。
あれ?
拍子抜けしちゃた。あ、いや、平和でよかったんだけど。

【そして沿ドニエストル入国】
ゲートを抜けると道路標識はすべてロシア語。

上から順番にキシニョフ(キシナウのロシア語表示)、ティラスポリ、
オデッサ(ウクライナの街)と書かれています。

国境(もどき)を通過すると、乗客は続々と降車していく。
標識を見るとベンデリーらしき所も通過。キシナウに比べて寂しい所だった。
あれ?私ベンデリーのホテルで降ろしてくれって言ったのに…。

しかしこの時ばかりは不安よりも好奇心が勝っていた。(不安だったけど)
どんどん進んでティラスポリへ。
市場の近くを通ったのか、スイカ売りやクワスタンカーが見えた。
ベンデリーより活気はありそうだけど、キシナウ程のにぎやかさはない。

乗客はゾロゾロと降りていき、私1人がポツーンと残された。
どうやら最後に降ろすつもりだったらしい。
外国人旅行者はメンドクサイから?

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