AMAZING COUNTRY モルドバを歩く


★8/12 ここは小ロシア★

【ホテル・ドニエストル】
ウェルカム トゥ〜 ザ ホッテル カリフォルニアドニエストルゥウ〜♪
いや、歓迎されている雰囲気はありませんでしたホテル・ドニエストル。
レセプションはロシア語のみ。
どうやら1泊20ドルと言っているようだけど、
実は沿ドニエストルには沿ドニエストルの通貨がある。(軍隊や警察も独自のもの)
ドニエストル・ルーブル。コレ。

通貨の名称までロシアと同じ。

でね、20ドルって…米ドルのこと?ドニエストル通貨の支払いじゃないの?と
$マークを書いたりして聞いたんだけど「わからない」の一点張りで。
くぅぅ〜っコッチは一生懸命ロシア語に挑戦しているのにぃぃ。
ドルで請求するなら「$」くらい覚えておいてぇー!

そして部屋に案内される。3階。
バストイレを見せてもらう。今まで泊まってきたホテルの中で一番古そう。
年季相応の「キレイさ」でした。
そしてホテルの管理人、堂々と宣言「お湯は出ないわ」。
ぬゎんと!

 後々分かったことなんですが、モルドバでは未だにガスの通っていない街もあるそうです。
 果たしてベンデリーには都市ガスは通っているのでしょうか?
 それともエネルギーの使用制限がかかっていただけのでしょうか?

そして部屋はこんな感じ。まぁまぁ。

マダム好みな淡いピンク系の花柄の壁紙にピンクのポット。
悪くは無いけど、なんだかタイムスリップしたような感じがする。
その原因はきっとTVだろう。
贅沢大型TVなのかレトロでかすぎTVなのかは、あなたの判断にお任せ。
映りはキシナウで泊まったホテルよりはマシだったけど、やたら緑っぽくてザーザー砂嵐。
放送はロシアの番組のようでした。ロシア語の砂嵐。
印象に残ったCMはSMSの番号、チッティ〜リ・ドゥバッ!チッティ〜リ・ドゥバッ!(4242)

窓は窓枠が壊れていて完全に閉まらない。
外からの雑音が風に乗って部屋に入ってきます。
つまるところ、老朽化が激しいと……。

【ベンデリーの街】
なんだかロシアの地方都市のような感じ。
私の地元の団地街をロシアっぽくしたらベンデリー。
どうにも閑散とした感じがします。
つい最近まで活気溢れる市場の近くに泊まっていたし、
その前は花がたくさんの修道院を巡っていたせいか
どうも鬱屈した雰囲気に感じてしまう。
ここの空気や雰囲気を異国情緒と表すにはあまりにも寂しげで、
同じ旅行者も見当たらないから「異質な世界」にやって来たという感じがする。

ホテルの近くには公園がありました。
こちらも何だかタイムスリップ感が漂います。


閑散としたアウトガラ(バスターミナル)。さすがに街の中心には人が。おっと警察官(?)発見。
 
そして道路のコンクリートがボッコボコ。(ルーマニアの地方もそうだった)
ネットカフェを見つけたので入ってみる。
ほとんどのPCを子供が占拠していました。目当てはゲームのようです。
店員も若い。おそらくティーンじゃないかしら?
1時間80円くらいだったような気がしますが、おぼろげな記憶。

【市場】
ここにも市場があった。キシナウに比べると規模は小さいが、食料品も衣料品も何でも揃うようだ。
中には売る気あるのか?と思えるような品(中古っぽい)も。
その中に混じって両替商も。ここで両替し、食料を調達。

市場パン屋さんのこのパン↓がおいしそうだったので買ってみた。

外はクッキーのようにサックリしてておいしい。
表面に砂糖(ざらめ)がついているのでお菓子としてもイケる♪

このお店のおばあちゃんとどこから来たの?という話になった。
もちろんロシア語だった。
「中国人かい?」
「ニェット(=No)」
「じゃぁ、ベトナム人?」
「ヤ イポンカ(私は日本人です)」
「あら〜日本から来たの!」

中国、ベトナム=アジアの共産圏=ロシアの仲間=沿ドニエストルの仲間。
そんな図式を連想してしまい、私は笑ってしまった。


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