カタコト会話deルーマニアの旅。


★8/9 修道院巡り<ボロネツ・フモール>★

【ボロネツ・ブルー】
旅行出発前にNHKの番組でモルドバ地方の修道院がとりあげられた。
モルドビッツァ修道院がメインで取り上げられたのだけど、
その壁画の色の素晴らしさから「モルダビアン・ブルー」と呼ばれ…という
内容があったけど、それはおそらく誤植。

「○○の青」と称されているのはボロネツ修道院でした。
(いや、勿論モルドビッツァの青も素晴らしかったです♪)
 

500年たった今もなお鮮やかに残るその青さの秘密が、番組で紹介されていました。
まず漆喰は石灰と水を混ぜてつくるのだそうですが、ここに麻を混ぜます。
そうすることで保湿効果が高まるんだとか。

青色の塗料はナントカって鉱石を砕いて作ります。
その時にチーズなどの乳製品を混ぜます。たんぱく質が色の劣化を防ぐ効果をもっているんだとか。
そんな身近な材料使って500年…驚きの白さ青さです!

シュテファン大公の命で創られ、1488年に完成したそうです。
さて、シュテファンの命とのことですが、彼はある人のためにこの修道院を建てたのです。
覚えてらっしゃるかしら?

大公のアドバイザー・聖人ダニエル!その人です。 コチラ 「聖人ダニエルの洞窟」
聖堂には彼の遺骨が祭られ(?)ています。

また、この修道院の壁画の注目すべきは「最後の審判」だそうです。
鮮やかに残る青色の間に、炎の赤色はとてもインパクトがあって
地獄のおどろおどろしさが伝わってきます。



【フモール修道院】
ボロネツ修道院を見終わる頃には、もう夕方…。
もう時間がないねぇと思っていたのですが、ボロネツまでの道を教えてくれた地元民が
「フモールも綺麗だから見ておいた方がいいわよ!」と言っていたので
寄ってみる事になりました。

ここは唯一壁画を描いた画家が分かってる修道院らしい。
壁画の前で、修道女が観光客に何かを説明していました。(もちろんルーマニア語)
Raduさんが聞いてきてくれたのですが、どうやら彼女は
壁画の説明をしているのではなく、自分の意見を述べていたらしいです。

その壁にはオーソドックスとカトリックを代表するそれぞれの聖人が手を繋いでいるそうで
「同じキリスト教徒なのだから、お互いに仲良くしていきたいものですね」という
ことを言っていたのだそうです。




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